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それが私だし、それでいい

本当の自分ってどれなんだろう?って考える時があります。
機能不全家庭で育ったこともあり、いつも誰かを笑わせる明るい自分で過ごすキャラクターになりました。
それもあって、社会人になる頃には心が疲れてうつ状態が続きましたが、カウンセラーさんの手を借りて自分と向き合うことで、30代になってやっと生きづらさから解放されました。

陽キャとか陰キャとかっていう言葉がありますが、学生時代の私はまさに陽キャの中の陽キャ。

期末テストで学年最低点を取ったとしても、「これ私でーす!」とクラス中に言えるようなアホウでヘラヘラした人間で、クラスの卒業文集によくあるどのランキングにも、必ず名前が書かれているような明るいキャラクターでした。(面白い人ランキングとか、自転車こぐの早そうな人ランキング←とか、早く結婚しそうな人ランキングとかとか)

部活ではキャプテンを務めたり、いつも笑ってとぼけてばかりいたから、後輩たちからは「怒っても怖くなさそう笑」なんてことも言われていました。

生きづらさから解放されて大きく変わったのは、とぼけたり、アホウ!な振る舞いをすることがすごく減ったことです。

誰の前でも笑っていて、「いつも笑顔が素敵だね」と本当に沢山言われ続けてきましたが、今は全く、ゼロに等しいほど笑顔を褒められることは無くなりました。
それほどに、私は誰かの前で「明るい楽しい人間」を演技することが減ったのです。

先日すごく久しぶりに高校の友人が1人、自宅に遊びにきてくれました。
同じ陸上部の仲間として3年間いつも一緒にいた仲間です。

でも残念なことに、彼女と今の私の波長が違いすぎて、だんだんと一緒にいる時間が苦痛になってきました。

久しぶりに会えたのは本当に嬉しかったのですが、彼女は高校生の頃のままの明るい女性であり、私は偽りの自分ではもういられなくなった人間。

話をしている間に、ついに彼女の口から「なんかめちゃくちゃネガティブだね(笑)」と言われてしまいました。

私の方はネガティブなことを話している感覚がなかったのですが、彼女に取っては、私が話すことも「別にそんなの気にしなくていい」「ほっとけばいい」「考えるのも面倒くさい」内容だったみたいです。

彼女が帰った後はどっと疲れてしまって、もう会いたくないなと思ったほどです。

でも高校生までの私は毎日毎日、明るくて何も気にしないように振る舞うのが当たり前だったのだなと改めて気づいたし、これが本当の私だと思って自分でも気付かぬうちに過ごしていたのだから、そりゃあ心も疲れて壊れてしまうよね、と過去の自分の背中を撫でてやりたい気持ちになりました。

今の私は陽キャではないけど、今の自分でいることはとても心地がいいです。


今付き合っている友達の前では笑えない日もあるし、無表情の日もあるし、毒舌を発揮?する時もあるし、「疲れた」って口にする時もありますが、それでいいと思っているし、偽らない自分でいることが安らげます。

高校の友人が言った通りに「ネガティブ」なのだろうけど、それが私だし、それでいいと、今なら思えます。

目立つことは嫌いだし、なんならみんなの暮らしの背景の一部でもいいとまで思うけど、私の人生の主役は永遠に自分なので、こののんびりネガティブまったり人間として、これからもボウっと生きていこうと思います^^

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