フィンランド映画『過去のない男』のサウンドトラック♪を引っ張りだした日。
Amazonプライムビデオで、フィンランド映画『過去のない男』アキ・カウリスマキ監督(2003年公開)を観た。
当時、まだ独身だった私は、映画好き女で、けっこうマニアックな映画を観まくっていて、『過去のない男』は、確か、恵比寿ガーデンシネマで観たような気がします。
アキ・カウリスマキ監督の作品は、それまでにもいくつか観ていて、『レニングラード・カウボーイズ』『マッチ工場の少女』『浮雲』などなど、社会の辛い部分や、冴えない人間模様など、人間のしんどいところを、ユニークに表現していて、クスッと笑えるところが新鮮に思える映画でした。
『過去のない男』も、あきらかに、私が好きそうな映画で、実際、そのとーり、私が大好きな映画で。
もう世界観がたまらなく良かったのと、薄暗いヘルシンキの空気感の中、ユーモラスな演技が当時の私には特に、ワクワクさせられたのです。
音楽がまた良かったなと懐かしくなり、久しぶりにサントラCDを取り出してみました。
1990年代~2000年代って、映画を観たら、とにかくサウンドトラックをチェック。
そこから知らないミュージシャンとか知ったりして、そういうのがとても嬉しかったな。
『過去のない男』には、クレイジーケンバンド(イーネッ)や小野瀬雅生の日本人の音楽も入っていて、アキ・カウリスマキの世界観にフィットしたサウンド。
とくにお気に入りになったのは、フィンランドのミュージシャン「マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ」marko haavisto&poutahaukat にハマってしまい、この『Paha Vaanii』という曲を何回も聴いていたのです。
しかも、日本にも来てくれたマルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ。
恵比寿ガーデンプレイスでライブまでしてくれて、なんだかレトロでかっこよくてセクシーだったなぁ・・と懐かしいです。
ほとんど情報がない時代(今はさ。インスタグラムとかで海外のミュージシャンの情報が見られるけど)だったので、日本で生で見ることが出来てラッキーだったなと。
マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカは、1997年にフィンランドで結成されたバンドで、ロックでブルース&ジャジーなサウンドが魅力の《イスケルマ》というムード歌謡曲みたいなジャンルなのだそうです。
昭和生まれの私が、シッポリしながらノリノリな気分になれるサウンド。
いーっすね♪
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