「しんにょう」問題 その2
自分の名前(姓)に使われている漢字について、気になっていることがあって記事を書いた。
以下がその記事。
ポイントは3点。
1. 手書き時代の古い戸籍では、「一点しんにょう」が使われていた。
2. 電算化・活字化された時に「二点しんにょう」の漢字が使われた。
3. 現在「戸籍通り」に書く場合、手書きでも「二点しんにょう」を書かなければならない。
2について、例えば電算化の時に、「二点しんにょう」の漢字しかシステム上使えなくて、有無を言わさず漢字が選択されたとすれば、それは納得せざるを得ない。
では、戸籍で使える漢字を調べる方法はあるのだろうか。ググってみると以下のサイトが見つかる。
法務省のサイトなので間違い無いだろう。因みに戸籍統一文字とは、
とのこと。早速自分の姓に使われている「しんにょう」漢字を検索する。名前バレ防止のため、ここでは「一点二点しんにょう」界では有名な「辻」で調べてみる。
ご覧の通り、「つじ」は「一点しんにょう」「二点しんにょう」とも使用可能なことがわかる。自分の名前に使われている漢字も「一点しんにょう」「二点しんにょう」どちらも使えることが確認できた。
また、「文字情報基盤検索システム」というものがあり、住基ネットで使える漢字を検索することができるが、こちらでも同様の結果が出た。
そうしてみると、「一点しんにょう」「二点しんにょう」どちらの漢字も使え、かつ手書きでは「一点しんにょう」が使われていたにも関わらず、電算化・活字化される時に、「二点しんにょう」が選ばれた、ということになる。おそらく、その際役所からは確認されていない(これは実家に確認しないと定かではないが、使ったことのない「二点しんにょう」を選ぶとは思えない)。
こうした経緯を考えると、ポイントの3、「戸籍通り」に書く時に「二点しんにょう」を使わなければならないのは必然性がない気がしてきた。どちらかと言えば役所のミスで間違った漢字が使われてしまった感が強い。さて、どうしたものか。
いつか書く「しんにょう」問題 その3では、戸籍の漢字は変えることができるのか、について考えてみたい。
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