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オススメ映画紹介するよ! 平成ガメラシリーズを観てみたよ!編

怪獣やモンスターの出る映画大好物で、最近ならレジェンダリーゴジラや、ジュラシックワールド(恐竜)、パシフィックリムなんかは劇場鑑賞しました。しかしながら、何故か平成ガメラはテレビ放映含めて観たことがなかったので、今回ネトフリで集中して観てみました。巷では怪獣特撮映画の傑作と言われているらしいので、実際はどんなものか、率直な感想を書いてみます。

因みに、昭和ガメラはよくテレビでやっていたので結構観てました。ゴジラより「子供の味方」って印象だったかな。

やっぱり古い

平成とは言え「ガメラ 大怪獣空中決戦」は1995年の公開なので既に30年近く前の作品。どうしても古さが際立ってしまいます。街の様子とかは古くて当たり前だし、CGやSFXは進化途上。フォントなどは昭和ガメラへのオマージュなのかなあなんて思いますが、一番古臭くて洗練されてないのは編集でした。特に1作目はぶつ切れだったような気がします。他にも室内でもタバコ吸ってたり、ジェンダーの扱いだったり、平成でも大昔なんだなあって実感します。携帯より家電話がよく使われていたなあ。そうやって考えると昭和なんて太古ですね。

ガメラ 大怪獣空中決戦

編集はイマイチだけど、正体のわからない怪獣が徐々に姿を現す冒頭はなかなか良いです。ヒロインの中山忍(敬称略)は姉の陰に隠れてはいますが、このガメラシリーズでは真面目な学者としていい味出しています。スティーヴン・セガールの娘である藤谷文子はリハウスのCMに出たりして、当時結構推されていましたね。演技は・・・。登場する怪獣はガメラと宿敵ギャオス。福岡ドームで暴れ、東京タワーを破壊します。

ガメラ2 レギオン襲来

宇宙から飛来した謎の生命体レギオンは植物状の「草体」を使って宇宙に種を広げるらしいです。小さなミニミニレギオンみたいなのもいます。「ガメラ3」伝奇的になるのに対して、「ガメラ2」はSFに寄せた作品のようです。ヒロインは水野美紀。科学館の学芸員だったのにいつの間にか大きな会議にも出るようになっていました。札幌の地下鉄の残虐シーンや、草体の爆発による仙台壊滅シーンなどが印象に残りました。

ガメラ3 邪神覚醒

前田愛の演技力と目力を最大限に生かした作品です。中山忍や藤谷文子など、これまでのヒロインが話を引っ張りますが、ガメラへの恨みをイリスに託し、睨みつける前田愛なしには生まれなかった映画だと思います。京都駅構内でのガメラvsイリスは怪獣同士がまさに肉を切らせて骨を断つ死闘になります。それにしてもまだ子役と言える前田愛にあのセリフを言わせるのは、ギリギリの演出と言えるでしょう。怪しい陰謀論者みたいなのが出てくるのは微妙ですが、ガメラを玄武に見立てた解釈は面白かったです。

キャスト みんな若かった

中山忍、藤谷文子、水野美紀、前田愛といったヒロイン以外にも、当然膨大なキャストが出ている平成ガメラシリーズですが、チョイ役で出ている人がバラエティ豊かで面白いです。当時の脇役から今や一線級で活躍しているということは、それだけ息の長い実力ある人ってことですよね。

例えば「ガメラ2」では、吹越満が重要な役どころで出演しています。さらに存在が確認できないのですが、あの大泉洋も出ているらしいです。また「ガメラ3」では、八嶋智人、生瀬勝久、伊集院光など、今でもバラエティやドラマに欠かせないメンバーが若い顔を見せてくれます。意外なところでは養老孟司東京大学名誉教授は、「ガメラ2」においてレギオンの解剖に挑んでいます。極め付けは「ガメラ3」での仲間由紀恵。悲惨な最期を遂げました・・・。

ガメラリバース

何故ネトフリに突然ガメラがラインナップされたのかというと、恐らく新作アニメ、「ガメラリバース」が公開されたからなのでしょう。こちら、時間があったら観てみます(弱き)。

まとめ

「シン・ゴジラ」にも影響を与えたと言われる平成ガメラシリーズ。なんだかんだ言っても、ガメラは日本の怪獣映画ではゴジラと並ぶキャラクターと言っていいでしょう。今後もアニメだけでなく、何らかの新作が出ることも期待したいですね。

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