ランニングと膝と骨切り術7
<PRPの後、いい気になって動きまくった結果>
6で書いたPRP血液治療を受けた後、両膝は劇的に回復し、痛みはウソのように消えた。
今思えば、あの頃の自分の肩を揺さぶって「落ち着け」と言ってやりたい。
でも当時は、また走れる泳げる潜れる漕げるヒャッホー!と舞い上がっていた。
治療から2ヶ月後には
その1ヶ月後、2018年末には
血液治療すごいなあ、完全に治っちゃったわ。来年はまたフルマラソンエントリーするかと、本格的にトレーニングを始めようとしていた2019年秋。
あれ?なんかちょっと痛いかもとイヤな予感がした。その後ローマに移動し、ロンドンに比べると街中が走りづらいこともあってランニングは控えたが、数日間たくさん歩き回った。
歩いているぶんには膝は痛くない。
バチカンのサンピエトロ大聖堂の屋根に登っても大丈夫だった。
ちょっと疲れただけだろう、少し休めばまた治るよねと楽観していたのだが、帰りの飛行機の中で左膝回りがパンパンに腫れてきた。
「過信」「いい年していい気になるな」etc. 色々な思いがこみあげ意気消沈。
帰宅してからも腫れは引かず痛みは続き、ジムの膝痛仲間から紹介してもらったペインクリニックへ。
そこの医師(麻酔医)にこれまでの経緯や治療歴を話したところ、やはり手術で治した方がいいということに。
PRP治療をしたクリニックではその先の培養幹細胞治療も勧められたが、それはPRPより桁が一つ多い高額最先端治療。さすがにそこまで懸ける余裕はなく、うーん、これはもう手術で治すしかないかと腹を括った。
それくらい左膝は悲鳴をあげていて、正座はもちろんスクワットも下り階段も、朝ベッドから起きて足をおろす時もイタタタだった。
ちなみに右膝は元気。こちらはPRPの効果、今も続いている。
ペインクリニックの医師から手術実績のある病院を紹介してもらい、都内の某大学病院へ。
(8に続く。次回、やっと手術)
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