お便りを送るということ

「えー、続いてラジオネームすばやいもふもふさん……」
この響きに憧れて私はラジオにメールを送るようになった。最近は読んでもらえることも増えてきたけど、何回読まれても嬉しいものは嬉しい。自分のお便りがパーソナリティが会話を広げるキッカケになったり、笑ってもらえることがあるとなお嬉しい。

私はもう金ラジオが始まって以来、第0回からのリスナーで、初めて読まれたのは第2回。マッチングアプリの話を送った時のことである。初めて読まれたメールが「マッチングした女性で童貞を卒業して即ブロックした友達の話」だったので本当にそれでいいのか感はあるけど、その時の喜びときたらもうね。ありがとう同級生のIくん。

一応、私は元々ラジオが好きだったから色んなラジオにメールを送っていた。声優のラジオもそうだし、有名どころだとANNとかジャンクとかね。ただ、ラジオ好きなら誰しも憧れるであろう”職人”という存在。この人たちの壁はとてつもなく高い。どれだけ自信のあるメールを送ろうと、実際に職人のメールが読まれると「あ、勝てないわ」となってしまう。どうやったらそんなの思いつくの?って内容ばっかりで、負けて悔しいとかじゃなくて、最終的に「やっぱりこいつら狂ってる……」って感想しか出てこない。

1回だけ某番組(正確にはラジオではない)でふつおたが読まれたけど、それはもう果てしなく無難な内容のふつおたで、「ライブ楽しみにしてます!」くらいのやつだった。コーナーで採用されたことなんてなくて、夢のまた夢だな〜とか思っていた。

そんなこんなでメールはなかなか読まれないのが何年も続いたんだけど、いま私はメールを送るにあたって2つほど参考にさせていただいているものがある。1つは西川貴教ANNで活躍していた職人さんの記事。やる夫まとめで自身の職人生活を綴っているのを見たのがきっかけで、お便り作成のコツを読ませていただいた(確か当時高校生)。ただ、結構レベルの高い話だったためにちゃんと噛み砕くことができなくて、この時点ではあまり活かすことができなかった。
この知識が実るきっかけになったのが、もう1つ参考にしている青木瑠璃子さんの「メールの書き方講座」配信。青木さんが丁寧に解説してくれたことで、自分の中で知識が結びついて色々とガッテンした。この配信の内容が気になる方はまだYouTubeに残っているはずなので是非見てほしい。めちゃくちゃ参考になるので。
そこで学んだことと、お便りを送り続ける中で大事にするようになったことは色々あるのだけど、それを偉そうに書けるほどではないので割愛。もうちょっと自信もって書けるようになったらいつか書く。勉強の意味も込めて、いつか常連の人とお便り談義してみたいな……。

そんなわけで、瑠璃子先生によってお便り術を学び、ラジオにお便り送りたい熱が高まった私。私は新しくラジオが始まる瞬間を待っていた。そんな時に始まったのが「もう金ラジオ」だった。
若干姑息な考え方だが、新しいラジオはまだ方向性も決まっておらず、常連という存在も少ない(放送作家の方が知ってるタイプの人はいるけど)ため、競合相手が少なく読まれるチャンスも比較的多いのだ。ということで、第0回からメールを送るようになったのでした。そして、第2回で初めて読まれたというわけです。

当然だけど読まれなかったお便りもたくさんあるし、「これは自信あったのに…!」と思うことも割とある。でも、番組内の流れはナマモノだから、読まれない時は読まれないと割り切るしかない。もう金のランチパックの種類当てクイズ回とかはその典型。まあ、個人的に生放送のラジオは流れを読んで瞬発力で送れるのが楽しいので好き。
ちなみに読まれたメールは全てチェックを入れていて、どこがよかったのか地味に分析したりもする。(これ読まれたんだよな…ウェヒヒってなってるのもある)

お便りを送るのはもはやルーティーンになりつつあって、日常生活で変わったことがあると「よっしゃネタにしたろ」と思う。仕事がしんどくても、ラジオのおかげで日々の生活がちょっと楽しく見える。いやまあ、それはそれとして仕事なんてしたくないけど。
私は燃費悪いし脳みそのキャパも少ないので、同時に色んなラジオにメールを送りまくるとかはできない。昔送ってたときも同時期に送ってたのは1つか2つだった。だから最近はもう金ラジオ以外にはほとんどメールを送っていない。ある意味依存症?なるべく長く続いてほしいな……。

時々、「いつまでこの生活ができるだろう?」と不安になることがある。というか最近、そういう得体のしれない不安ばかり。よわよわメンタルだなぁ……と思いつつ、明日もラジオに送るネタ探し。ちょっとした心の支えだなというお話でした。

ではでは。

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