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カメラアングルが大事

今日5月21日は、庵野秀明監督の誕生日です。

庵野監督は「新世紀エヴァンゲリオン」で有名なアニメーション監督ですが、つい昨年そのエヴァは完結といった形で幕を閉じました。アマゾンプライムで庵野監督のドキュメンタリーを観ると、余計にこの庵野秀明という人の特異さに興味が湧いてしまいます。

わたしは庵野監督が世界でも最高の映画監督だと思っています。
実写映画は少ないにしても、その多くの映画的シーンの素晴らしさは過小評価されている気がします。
特に本人もよく言われている、「映画が重要なのはアングル」というだっけあって、独特のカメラアングルで切り取られた対象の捉え方をされています。

顕著にみられるのは「シン・エヴァンゲリヲン」ですが、対象を見る角度によってこんなにも観る側の気持ちが変化するものなのかと教えられました。

ただあのエヴァのストーリーは随所に庵野監督の体験したことや、幼い頃の記憶が影響していると思いますが、それをどうやってあんな風にしたらあそこまで複雑なものに仕上がるのか不思議です。

それを実際の外向けのイメージの「気難しい人間」というものとは別にして、映画の中での「サービス精神」をふんだんに盛り込むちょっと特異すぎるほどの"愛嬌の良さ"があるところがわたしは大好きです。
絵コンテのままアニメーションに持ち込まれてるところ、音楽の抜群の使用タイミング、そういうサービス精神が実はすごく存在しているところがギャップがあってとても好きです。

ジブリの「風立ちぬ」で声優挑戦した時も、声優さんや役者さんとはまた違った庵野監督しか出せないような声?みたいなものが出てると感じました。
ちょっと特殊な人間としかずっといえませんが、そうとしか思えないのでそう書きました。だからすごく勉強になります。天才です。

お誕生日おめでとうございます。

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