見出し画像

また次回作が楽しみ♪

今日5月1日は、ウェス・アンダーソンの誕生日です。

ウェス・アンダーソン監督は世界で今、最も次回作を望まれている映画監督の一人です。ウェスが撮る映画のあの独特な手法は、わたしの頭では到底考えつかないほど、瀬繊細に大胆にそして、アイデアたっぷりに可愛く仕上げられています。

色彩がとても美しく、ひとつひとつのシーンにムダがないんですね。
でもしっかり温かみがあるというか。
漫画のコマみたいに作られているのを見慣れているわたしたちが、2Dの感覚と3Dの感覚が隣り合わせに進行していくスタイルを、悪いなんて思わないですね。絶対。

話題だったので「グランドブタペストホテル」から観ましたが、最初は正直何が良いのか全くわかりませんでした。これは映画なのかわからないくらいでした。カメラが固定の作品に見慣れてなかったのですね。何本か観たことでようやく「彼はこういう作風なのか」と納得し、ようやく映画に入り込むことができました。

中でも「ザ・ロイヤルテネンバウム」がお気に入りですかね。「ライフ・アクアティック」もなかなかよくて。「アンソニーのハッピーモーテル」はまだ初期の方なのか、ウェスアンダーソンの持ち前の作風が出てない感じがして、それはそれでよかったです。
「ダージリン急行」は結構長めに感じてしまってちょっとウンザリしてしまいましたが。

「犬ヶ島」とか「ファンタスティックMr.FOX」ではクレイアニメでここまで内容の濃い、時間と労力がかかった作品を撮る監督今まで観たことないと思いました。
ちょっと異常すぎるくらい繊細に作られているので、観ながらも怖くなりました。
いやとてもおもしろいです。

最近ようやく「フレンチディスパッチ」を観る事が出来ましたが、凄すぎます。
雑誌「ニューヨーカー」がモデルとなってるので、ウェスアンダーソン版の「ニューヨーカー」を作ったんでしょう。雑誌をパラパラめくるように、情報量といろんな要素が詰め合わされていて、でもテーマが組まれていてみたいな・・・こういう作り方もあるんだなぁと勉強になりました。またそれをやっちゃうのもスゴい。
やっぱりここ最近で1番の監督です。

ウェスアンダーソンの周囲の人も好きになりました。
オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、ルーク・ウィルソン、ジェイソン・シュワルツマンはもちろんのこと、グレタガー・ウィグやノア・バームバック。
あとはインド人俳優のクーマル・パラーナはこの人の作品でしかみたことないくらいずっと出てます。

次回作ももうすでに撮影中とか、また楽しみがひとつできそうです。

お誕生日おめでとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?