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できればスパゲッティー

今日4月25日は、エラ・フィッツジェラルドの誕生日です。

ジャズ界の女性シンガーで多くの功績を挙げてきた彼女ですが、わたしがエラ・フィッツジェラルドを聴きはじめたのは、割と最近になります。

それは昔から気になっていたJAZZなんですけども、わたしが子供の時は周りではJAZZのことなんて全く知らない人たちばかりでした。
今ではレコード再ブームでまたスポットが当たっていますが、その当時はレコードを持っている人間、それらを聴いている人はわたしの周囲ではゼロでした。
テレビCMなどでやってる、BGMに使われている曲がジャズなんだと言われてもただのリラクゼーション音楽としか捉えられない状況でした。

大人になってやっぱりジャズが聴きたくなって、その時とちょうど同時期にレコード再ブームの兆しがやってきたんです。この流れに乗るしかない、と買うならジャズの名盤が欲しいかったんですが、どれも高い・・・
しょうがなくその時はウディアレンが好きなシドニー・ベシェのレコードを購入して震えてました。

映画とジャズが深く結びついていると知ったのはこの時、そしてウディアレンの映画内には多くのジャズ音楽が使われていました。
中でも大好きな映画「カイロの紫のばら」と言う作品では、クライマックスに主人公が映画館で観るフレッド・アステアの「トップハット」。Cheek to Cheekを歌いながら踊る場面があります。
それは最高に甘美な空間で、白いステージにジンジャーとアステアがくるくる舞っているのを、その主人公と共にわたしはうっとりしていました。
そのシーンはとても印象的に残っていました。

そしてApple musicやSpotifyなどのサブスク全盛になり、わたしの中で溜まっていた所有欲が溢れ出て、ジャズの曲を片っ端からダウンロードしました。
そしてエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングが歌う「Cheek to Cheek」に出会いました。
この「Cheek to Cheek;The CompleteDuetRecordigs」というアルバムでまとめて聴いていると聞き覚えのある曲たちがあって、それはアステアの映画で歌われている曲を、エラとルイが歌ってるんです。
「Cheek to Cheek」だけでなく「isn’t This A Lovely Day?」なんかもあって一気にエラとルイのアルバムを欲しくなり、「Ella and Louis」の名盤を手に入れました。

エラ・フィッツジェラルドはソロで歌ってるのもイイですが、ルイ・アームストロングと歌ってるとさらに幻想的な世界に誘ってくれるようで心地がイイんです。

あと昔に聴いた、「タモリ倶楽部」の空耳アワーであった「できればスパゲッティー」を見つけた時は驚きでした。
「Take it ELLA. Swing it」には聴こえないですよ。。。
それこそ「Cheek To Cheek」の2;20あたりなので確認してみてください!
いやこれは叫びましたねえー。
記憶の蓋が開くと、少し感動してしまいます。
この時はいろんな記憶の蓋が、ぽんぽん開いたのでとても嬉しかった覚えがあります。

普通のエラの感想ではなくすいません。。

お誕生日おめでとうございます。

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