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「川西能勢口ジャック 2022 秋」を終えて 〜GMの独り言〜

まずは、関わってくださった全ての皆さんに感謝をお伝えします。
ありがとうございました。

FC SONHO 川西始まって以来、最大のビッグイベントが幕を閉じました。
イベントが終わってからも報告書だったり、各所への連絡であったり片付けであったり…
なんだかんだバタバタして、記事を書く時間がありませんでした。

今回、イベントを行なってみた感想のようなものは皆さんにお伝えしたいなと思ってたんです。振り返りも兼ねて。
ということでクラブの人間がこのイベントをどう捉えていたのか、包み隠さず正直な気持ちでキーボードを叩いてみますね。
長文になるかもしれませんが、どうぞお付き合いください。

イベント全体に対する雑感

結論から言うと、イベントは開催して良かったなと思っています。
初めての大規模イベントだったこともあり、各方面にご迷惑をおかけした部分もあったので…
手放しで「最高のイベントでした!」と言う気はありませんが。
クラブとしては、非常に価値のあるイベントだったと思います。

想像を遥かに超える来場者の方々にお越しいただきました。
このイベントの最大の目的である、「川西市を盛り上げる」ということは、局所的にですが達成出来たと思っています。(少なくとも僕らが見た中で駅前最大の盛り上がりでした)
川西市の行政の方々も喜んでくださったので、その点も良かった。

正直、今回この「川西能勢口ジャック2022 秋」を開催するという決断はクラブにとって決して小さくはない挑戦でした。
普通ならGOは出さないという判断だったろうなと思うくらいです。

要素はいくつかあるのですが、
・駅前デッキ、5号線ホーム共に民間の使用が初の事例であり、前例がないためノウハウが確立されていない
・カップ戦やリーグ戦が最も多く、クラブとして忙しい時期である(リソースが割きづらい)
・シンプルに規模が大きい(手間と労力の問題)

特に1つ目の前例がないというのがイベント主催する際には意外と大きく。全て手探りであるということで大分と手間がかかった気がします。

イベントを終わって振り返ると、
「よくやったな、これ…」といった感じです。

では何故そこまでしてこのイベントを開催したのか?
具体的に何が良かったのか?
そこについてもう少し深掘りしていきましょう。

川西市のファーストペンギンになれるか

これまで、SONHOは「初」というフレーズにこだわってきました。
FiNANCiEも関西初、かわにし夢コインとの併用と寄付の仕組みづくりも日本初です。
当然、今回も駅前デッキ及び5号線ホームの貸切は民間初だったわけで。

前例がないというのは、多くの人にとって高いハードルだと思います。
しかし、誰かが最初にやらなければ前例はないまま。
今回僕らが民間初のイベントに踏み切ったことで、良くも悪くも「どの部分で問題が起こるのか」がハッキリした事はおそらく次回以降の川西市でのイベント開催、盛り上がりの一助になるはずです。

そういった意味で、前例を作れたことに価値があったなと思っています。

別に大きな利益を得たくて、第一号として動いているわけではありませんが…
僕の尊敬する方の言葉に、「誰もやっていないことを見つけたら自分の使命だと思うようにする」という一言があります。

当然、挑戦にはリスクが伴います。
しかし、そのリスクを回避するのではなく挑戦するクラブでありたい。そうやって地域やサッカークラブのファーストペンギンになれたら良いと思っています。

川西市へのPRという最大の目的

今回、僕らの駅ジャックのコンセプトは「川西市民15万人に認知されようプロジェクト」だったので、どれだけの方に知っていただけるかが勝負でした。

この、「認知」という部分で言うと一定の手応えがありました。
正直川西市内でのSONHOの認知度はまだまだ低く、一部事業者やサッカー好きにしか知られていなかったのですが…
「初めて川西市にサッカークラブがあることを知った」という声をイベントで数多くいただいたので。素直に嬉しかったです。

当日はメディアの方々にもお越しいただき、翌朝の讀賣新聞にも取り上げていただきました。また、地域のJ :COMの情報番組でも取り上げていただきます。

イベント来場者の方々、各種メディアをご覧いただく方に知っていただけることを考えると、下手な広告を打つよりよっぽど費用対効果があったように感じます。これは間違いなく。

なかなか川西市の方々にピンポイントで知っていただきたい!となると手段は考える必要がありますが、駅前のイベントというのは分かりやすくて良いです。スポーツチームの方々は、ホームタウン活動としてはオススメです!

SONHOの現在地の再確認

そして何より、今回のイベントを行なったことによりSONHOの現在地がハッキリしました。
別に答え合わせをするわけじゃありませんが、半年を動いてみた結果が表れていたなと。

サッカークラブを普段運営していると、分かりやすい行動の結果が日々表れるわけではありません。
例えばSNSの発信やホームタウン活動、人に会いに行くことも含めてその成果がわかりやすく形になる事はそう多くはありません。
試合時の来場者数、グッズ売り上げ、スポンサー収益 etc…
僕らのカテゴリではこれを測るのがまだまだ難しい。

それを考えると、今回のイベントではその成果が一つわかりやすい形になっていました。
街からは、市長や副市長だけでなく川西市役所の各課長クラスの方々、そして議員の方々が本当に数多くお越しくださりました。
企業様はスポンサーのipsim様をはじめ、今回飲み物の無料配布の協賛をいただいたアサヒ飲料様、謎解きを作成してくださったtokitoki様、その他出展者の方々。
地元のアーティストの金島準一郎君と半熟BLOOD様。
そして来場者の方々。この半年〜1年で関わってくださった皆様が会場に足を運んでくださって。

SONHOが本格始動してから今まで、僕らがやってきたことが正しかったのかはわかりません。
しかし、これだけ多くの方に囲まれて幸せに仕事させていただいているのも紛れもない事実です。

一方で、今回のイベントで改善点も数多くあったのも事実で。
クラブとしてのリソースが足りない、もしくは手探りでやっている中でのミスが起こった。これも今のクラブの現在地です。
これに関しては次回以降のイベントでは、更に良い形になるよう試行錯誤していく。そうやってよりクラブの立ち位置を良いものにしていく。

良くも悪くも現在地がわかるのは今後のために非常に重要です。

これからのお話

さぁ、イベントをやってみて今後のお話ですね。
先にお伝えしておくと、同じイベントはもうやるつもりはありません。

それは、
・よりクオリティの高いイベントにして皆様に喜んでもらう(同じミスはしないということ)
・同じ内容のイベントをしても面白くない(話題性のある新しいものを)
という2つの側面があります。

イベントで越田市長から、「駅前のデッキを中心に毎日川西市が賑わっている、そんな街にしたい」というお言葉をいただきました。

当然「川西市を盛り上げる」ためにイベントは定期的に行うのは間違いないのですが、参加者の皆様も毎回同じイベントだと楽しくないですよね?

なので第2弾、「川西能勢口ジャック」を超えるインパクトのイベントをもうすでに考えはじめています。
以前から何度も言うように、皆様を暇にさせるつもりはありません。

今回のイベントに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからのSONHOにも是非期待していてください!

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