鬼女台より

鬼女台より蒜山高原を眺めれば、私なんぞちっぽけな者と思わざるを得ない。そのような気持ちにさせてしまうだけの広大な大地が眼下に広がっている。

ふるさとに小日本という盆地もあり、九州には草千里という言葉もあるが、鬼女台より眺める蒜山もまたしかり。
どこまでも続くかのように緑が広がる。

三山より雲がおりるを横目に、展望デッキから広大な大地を眺めている。
ーーー支配者にでもなったつもりか?

小さな私が、小さな世界を大きくなった気分で見つめていた。
なんと傲慢で美しい世界だろう。

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