自分の思いをどう伝えるのか?愛のある伝え方について
こんにちは、心理カウンセラーのまつうらです。
前回の記事では「私と仕事どっちが大事なのよ?」という質問にお答えしました。
この質問は「愛されておらず寂しい」のに「仕事ばかりのパートナー」に不満を抱えているところが問題の源でした。
つまり、「私と仕事どっちが大事なのよ?」というのは「寂しいからもっと私を愛して!」というメッセージだったことがわかります。
しかし、それを素直に伝えず相手に怒りをぶつけてしまうと相手も攻撃で返してしまいます。
仲良くなりたかっただけなのに、お互いが不幸な結末に陥ってしまうのです。
そこで、今回は相手に聞き入れてもらえる自分の想いの伝え方についてお伝えします。
相手に素直に伝えて意見を聞き入れてもらえる伝え方
伝え方は3ステップです
1事実を伝える
2影響を伝える
3自分の思いを伝える
例えば「私と仕事どっちが大事なの?」という人の心理を想像してこの3ステップを埋めてみましょう。
1パートナーが仕事で遅くまで帰ってこない
2自分は待つあいだ寂しい思いをする
3早く帰ってきてほしい。遅くなる時は連絡して欲しい
時間がある時はもっと気にかけてほしい
このような順番で伝えると、言われた方は「この人のために頑張ろう」と思えてくるものです。
セリフで伝えてみましょう
1「あなた最近仕事で帰ってくるのが遅くなっているわよね」(事実なので相手は否定できません)
2「あなたを待つ時間が長くて私は夜寂しい思いをしているの」(事実によりどんな影響が出ているのか)
3「だから遅くなる時は連絡してほしいし、時間がある時はもっと私と喋ってほしいの」(自分がどう思っているのかを伝える)
このようにすると相手からの反発がなく素直にあなたの思いを受け止めてくれると思います。
あなたの「もっと愛し愛されたい」という願いは叶うわけです。
しかし、自分の感情を思うままに伝えてしまうと反発されて残念な結果に終わります。
例えば、こんな感じ
「最近帰ってくるの遅いんじゃない?」
「あなたって本当要領悪いわよね」(決めつけ。ケンカの元です。)
「私と仕事どっちが大事なの?」(攻撃的な口調。本当は構ってほしいだけなのにわざと反抗的な態度で構ってもらおうとしています。)
このような伝え方は相手が見ている世界とギャップが大きいため反発を生みます。そして、待っているのはケンカする未来。どちらも不幸です。
そうならないために伝え方3ステップを復習しましょう。
1事実を伝える
2影響を伝える
3自分の思いを伝える
事実は反論の仕様がありません。そしてそれに対する影響です。事実があるからこのような結果になっているということを伝えると事実のインパクトが相手に理解されやすくなります。最後に「自分の思い」。これはどうしてほしいのかや、自分がどのように思っているのかを伝えます。これにより相手はあなたのことをあなた目線から理解することができます。
相手を変えるのは難しいですからこの伝え方をしても満足いく結果は得られないかもしれません。ですが、あなたの思いは確実に伝わっています。愛のある表現方法を使いましょう。
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