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【龍井茶の買いつけに来ています】

龍井茶は杭州特産の中国を代表する「緑茶」です。清明節(中国の春のお盆)前に採取した茶葉で作った龍井茶は明前茶として最高級とされていて、 清明節の後の採取された葉は二春茶、梅雨の後の葉は三春茶と呼ばれています。市場に一般に出回るのは二春茶以降が多い。

毎年明前茶の買い付けには行くのですが、今年の明前茶は出来が良かったので、追加で三春茶の買い付けを急遽することになりました。

中国茶は奥が深すぎて早々に極めることを放棄していますが、何でもそうですが知識と人脈と幾ばくかの小銭がないなら、好きで嗜むが吉。毎回中国人旅行客が僕の脇で店のおばさんの口車に乗って二束三文の茶を掴まされています。

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中国の六大茶類(青茶・黒茶・緑茶・紅茶・白茶・黄茶)はそれぞれに特色があるのですが、日本人が一番親しみ深いのは緑茶で、龍井茶はその最高峰なので、毎年買いつけする価値はあり、色んな局面で使えます。

日本緑茶との大きな違いは、日本が蒸しが主流なのに対して中国は釜炒りすることで、飲み慣れてくると中国式もなかなか美味い。中国茶と言えば烏龍茶というのはサン○リーの影響が大きく、中国も緑茶が一般的。

但し間違いなく茶菓子については日本の方のレベルは高く中国は足元にも及びません。そこで毎年明前茶と京都の七条甘春堂の季菓「天の川」をセットにしてお中元という文化も含めて地道なアピールをしています。

「天の川」の写真もTwitterにUPしておいたので、興味のある人は是非。

(こちらの内容は2017年にVALUにて投稿したもので、内容はその当時のものとなります)
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こういった中国での体験のあれこれをもとに、フィクションとノンフィクションが混じったKindle本も出しています。さらにディープな中国に興味のある方は是非!!!


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