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【廃村に行きました】

香港の秘境の1つ馬灣大街旧村に相棒のLOMOをもって行ってきました。
馬灣大街旧村はガイドブックには載っておらず、香港人でもあまり行かない香港の秘境の一つ。香港空港から市内に向かう途中に通過する馬灣島の南側にあります。

村というか集落一つが無人、休日に冷やかし半分の若者や近所の老人達の散歩コースになっているけれど、平日来た時の異空間ぶりは異常。住居・公園・公共施設、食堂、船、ザル、寺院etc... 丸々放棄されている。それでいて何となく人の気配もあり、野ざらしの地蔵の前を横切ると線香の香りがしたり、雨ざらしのパイプ椅子にさっきまで人が座っていたようなくぼみがあったりする。

廃村になった原因は公共インフラの設備導入が遅れて住人が少なくなって、予算がまわらなくなり一画放棄された。と釣りをしてたおっさんに聞いたが真偽は不明。元々は漁村でここで作られていた蝦醤(小えびを塩漬けにして発酵させ、ペースト状にしたやつ)はなかなか美味かったらしい。

ここは漁村の廃村ですが、香港にはもう一か所客家の廃村、沙螺洞というのがあってそこは山の中にある。次回はそこを訪問してみます。きっとそこも只今惟有燕雀飛(ツバメやスズメが飛ぶばかり)だとは思いますが。

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