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【アクリル工場にいきました】

今月はクリスマス商戦前につき、毎日あちこちの工場に張り付いては鬼の形相で品質・納期管理をしていました。それはそれで楽しく学びもあるのですがさすがに疲れたので息抜きも兼ねて久しぶりに新製品の試作打ち合わせに参加、今回はアクリル工場です。

アクリルって実はガラスよりも透明度をもっていて、それでいて一枚のアクリル板から自由に造形できるので使い勝手がとても良い。炉で加熱し木型を使って形成するのですが、木型は金属金型にはない温かみがあって眺めるのが好きなんです。

またアクリルはプラスチック系では一般に最も耐久性がある素材で、耐衝撃性や加工性も優れています。僕は多様な素材を扱うバイヤーですが、プラスチック系については、アクリルで品質・コスト・対応全てに及第点をつけれる工場を抑えていることは必須で、何もなくてもこういう工場には定期訪問して親睦を深め、いつでも動かせるようにしておかないといけない。

どんな仕事でもそうだと思いますが結局は人ですし、「ものづくり」もつまるところ「ひとづくり」なので時間的なロスはあるけれど数時間電車やバスに揺られてドナドナと出向き、打ち合わせが一時間だったとしてもそれはそれで価値があると自分に言い聞かせる日々の繰り返し。

(こちらの内容は2018年にVALUにて投稿したもので、内容はその当時のものとなります)

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こういった中国での体験のあれこれをもとに、フィクションとノンフィクションが混じったKindle本も出しています。さらにディープな中国に興味のある方は是非!!!


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