喪失感よ、こんにちは。(沖縄・久高島巡礼記)
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喪失感を漂わせている人ほど、無口であっても人見知りだったとしても、異性から恋愛の対象としてアプローチを受けやすい。たぶんそれは、他人の“無”を自分の“有”で埋めたがる人間の性(さが)なのかもしれない。
けれども、身に纏った自分の喪失感に気が付かない人ほど孤独に陥る。それは、癒されないまま放置された喪失感はやがて“聖域”というバリアに変わり、無礼に立ち入られることを極度に嫌うからである。
しかし、誰でも心のなかに埋めたくても埋められない何かを