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言い訳ぽい自作曲解脱て読んでられますか?「コード、進行せず」

よくタイトルを見てください
解説(カイセツ)ではなく解脱(ゲダツ)です。先日投稿したデモテープについて
「#曲のカケラ」記事を書かせていただきました!

基本的に自作曲を説明するのは言い訳っぽくてやりたくはないですが
この曲はボツなので気にせずやっていこうと思いますイエーイ🤙(結局乗り気なの?)

自分の曲

・コード譜

/E/E/Aadd9/Aadd9/

/E/E/Aadd9/Aadd9/
君の背中に取り憑いていたい
/E/E/Aadd9/Aadd9/
君の背中に取り憑いていたい

/F#m7/B7/E/E/
人間のようにただそうしてたい
/F#m7/G#m7/Aadd9/B/
人間界ではそれを蜃気楼と言うのだろう
/E/E/E/E/

/EonG#/Aadd9/
だいたいの人知らないよ
/B/G#m7/
君がいないの気づかないよ
/EonG#/Aadd9/B/B/
そばにいたい

/EonG#/Aadd9/
たいがいの人至らないぜ
/B/G#m7/
君がいないと気づかないぜ
/EonG#/Aadd9/B/B/
そばにいたいんだ
/E/

/E/E/Aadd9/Aadd9/
(いたい、あい、あい)

恋する背後霊(仮)
左上からE,Aadd9,F#m7,B7,G#m7,B,EonG#の押さえ方です


歌詞はデモなので適当に口から出まかせ自動筆記みたいなもので
意味は全くありません
韻律のみで作りました
そもそも意味を込めて歌詞を書き始めたことはないかもしれません(だからどうした?)

元ネタ


どちらも世代ではなくて後追いで聴いた曲なんですが
(どうもこういうことを書くと年齢を推察してしまい気が散るようですね笑)

・スーパーカーの『モーターバイク』

この原曲を聴かずに記憶だけを頼りに似せて作りまして
この記事にリンクを貼るために10年ぶりくらいに聴き直したら
思いのほか似ている部分とそうでもない部分があり
原曲が想像よりずっとかっこよくて
自信失いました2秒くらい(もうちょっと失っといてくれる?)

・くるり『ばらの花』

特に念頭には置いてないですが、サビのコード進行が同じ曲ということで代表的なものはこちらです

最近だとラッドウィンプスの『なんでもないや』でも使われてます。定番すぎて使い古されているようですね。「もすこしだけでいいー」のところからです

わりと使い古された手法ですが
このコード進行にはコツがあってアルペジオを入れます
例えばハ長調Cメジャーキーなら
Cadd9、僕はCsus2と認識していますが
「ドと、レと、ソ」を分散和音にしてアルペジオフレーズを入れます
コードが変わっても、同じCsus2の分散和音を弾き続ける、これがコツです

僕の曲のサビにも入ってて、サビ以降右チャンネルのギターのフレーズがそうです

たぶんわかっている人はみんなわかってるので
特に大した企業秘密とかではないです。
(なので、ねえ知ってる?みたいに友達にウンチクをたれて嫌われないように気をつけてください)

特徴

・コードの押さえ方

1弦2弦の開放を鳴らす

わりとよくあるかもですが
一曲を通して全てのコードに共通することがあって
それは
1弦2弦の開放を鳴らしている」ということです。

つまり、「ミと、シ」の2音を
一曲のあいだ中ずーーっと鳴らし続けているんです
これをペダルポイントとも言いますが
違うと思います
僕は、コードが止まった世界なんだと思っています
(いや鼻息荒、大丈夫?)

・「物語」ではなく「環境」を描いている

「コード進行」というくらいだから場面が進行して物語るのが音楽なんだろう、と思われることもありますが
音楽にはコードが変化しても進行せず展開しない場合があります
この場合
物語ではなく環境を表現しているものと思っています
もしくは情景と言ってもいいかもしれません
環境と感情が重なり合った風景のことです

・具体的な技法は「錯覚」

「ミと、シ」これはEのパワーコードですが
これを常に鳴らしながら土台にあたるコードが変化するとどうなるでしょう

・土台がEの場合

E「ミ、ソ#、シ」+「ミ、シ」=「ミ、ソ#、シ」変化なし
ただのEメジャーコード


・Aの場合

A「ラ、ド#、ミ」+「ミ、シ」=「ラ、ド#、ミ、」変化あり
Aadd9もしくはAsus2

・Bの場合

B「シ、レ#、ファ#」+「ミ、シ」=「シ、レ#、、ファ#」変化アリ
Badd11もしくはBsus4

こうして土台のコードが変わるたび、鳴らし続けていた2音は変わらないはずなのに
テンションがかかってきます
目の錯覚みたいに
見え方や表情が変わってくるんです

一つ付け加えると
「ミと、シ」は完全5度のハーモニーです
上下をひっくり返して「シと、ミ」にしても完全4度のハーモニーです
ここもミソかなと思います(ミシなのにミソだって?…ちょっとあとで職員室に来なさい)

よくある3度インターバルのハーモニーにしてしまうと濁ってくるためです
(音楽理論なんて眠いですよね、すみません🙇‍♂️)

まとめ

・90年代後半以降の日本のロックの系譜を取り入れた

97年くらいに次々とデビューした日本のロックバンド
くるり、ナンバーガール、中村一義、スーパーカー、トライセラトップスなどなど(スニーカー系などとものすごくかっこわるい呼ばれ方をした世代だそうです)
2000年代に入り彼らが新しい音楽を模索し始めたころにアジカンが登場

そこから、フジファブリック、チャットモンチー、サカナクション、相対性理論が出てくると
日本のロックはなんだかそれまでのJpopになかったユニークなものになっていきます

僕はこの曲でそう言ったバンドたちが割とよく使っていた技法を扱いたかったんです

けど、その系譜って逆に辿っていくとどうなるんだろう?と思うと
意外に「戦場のメリークリスマス」だと思ってたりします
もうここでは説明しませんが
相対性理論とか、サカナクションって
ほとんどの曲が
「サブドミナントコード」で始まりませんか?
ハ長調で言ったらFとかDm
これって「戦メリ」じゃないかな、と思ってます。


じゃ、自分はどうやってその系譜に連なるか
面白い技法はないものか
そんなふうに思って過ごしているんです
僕は
(なんかシリアスになって締め出したよ、こいつ☝️)

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