変えられぬもの

セーラー服が風になびく

そういう季節になってきた今日この頃

私は2年前のその頃を思い出した
初めて
ちゃんと
好きになった
あの子のことを

本気だった

あの子だけは本気で


好きだった


今でも思い出すだけで泣けるくらい
好きだ

｢私以外見ないで｣
｢私だけを愛して｣
｢私と心中して｣

そう言われたら
喜んで笑顔を向けて

｢うん｣

と言えるくらい
好きだった

そんなあの子の結婚式
行けるだろうか
笑顔を向けられるだろうか
｢おめでとう｣
言えるだろうか

そんなことを
19際の今

ぼんやり考える