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30までの記憶の断片

こないだSNSで作品の紹介をした方がいいという内容があったので、今後誰も聞かれる事がないし、忘れ去る前に記録として書き記そうと思います。

この時期はちょうどバンドが風前の灯で、抜けたパートを何とか存続しようも頑張っていたが、結局上手くいかず活動がフェードアウトしていった。その際色々と頑張ったおかげで、ギター、ベース、ドラムの知識がそこそこ身についていました。

その活動と並行して何かプロダクションに引っかからないかとデモテープを作っては送っていたので、曲もそこそこある。
当時は配信が始まり出した時期なので、とりあえずアルバムでも作ろうかと思い制作した。

ジャンルとしては当時真心ブラザーズやそのヴォーカルのYO-KINGのソロアルバムをよく聴いていて、アコギを主にしたフォークロックを作ったらいいとコンセプトを決めた。
自分の声質がそのジャンルに合ってるような感じがしたのも理由だ。
ジャケットは家の裏庭で撮影した。
当時は丁寧に手入れがしてあって
いい庭だったけど
今は殺風景な感じになっている。
庭をいじるのは大変だ

感想として全体としては、
もの悲しい印象で構成されているが、
色々な曲があり
意外とバラエティーに富んだ
作品になっていると思います。
ここからは1曲ずつ思い出せる事を書いていこうと思う

世界
この曲は綺麗な事ばかりではない事を伝えたくて書きました。
不条理だからこそ世の中の物語が意味を持つし、スポーツもドキュメンタリーだから
ドキドキしながら楽しく見れる。
何一つ決まってないからこそ魅力がある事を
纏めた哲学的な歌詞を書きました。
サビのメロを少し外したようなメロディが
心地よく聞こえるのでそこが個人的に気に入ってます。
今後ちょくちょく入れる逆回転のはしりになってます。

本当のかなしみ

泣いてるのはまだ反発してるから大きな声を上げるし、それには生きる力を感じるので、悲しみ何だろうけどちょっと違う気がするな…感じて、かなしみとはなんだろうと書いた曲です。
そこで書いてる内にどこであったか忘れたが虚な目をした人に会い。何も感情が読み取れない不思議な顔をしていたのを思い出し。
もしかしたらと…想像しました。
かなしみにより心が折れ、かなしくてもそこからまた人は生きてゆく背景を描けたらいいな思って歌詞を完成させました。  
言葉を前に出す為コレはシンプルなアレンジになりました。



この曲は初めてバンドアレンジでパソコンで作った曲で個人的には思い入れがあります。
以前はデジタルレコーダーとリズムマシーンで色々と工夫してましたが、劇的に楽になったのは当時感動しました。
故にすごくシンプルですが、最後は少しずつ音が伸びてゆく感じの精一杯の個性出しは若さを感じます。
歌詞は全部幻だと白けさせようとする。
意地悪な面があります。

光と闇の日々

この曲は20代のある時期、ある程度社会に揉まれた友達達が何かしたいけど何もできなくて、とりあえず集まるが特にやたい事もなく、とりあえずパチンコにでもいって負けてしまい、何もできず途方に暮れてしまう…と
退廃的な暮らしをしていた時の歌詞を書きました。若いから何でも出来るとか言いますが、今思えばプライドが高くてすごく失敗を恐れていたように思います。でも当時の社会の評価は厳しく、何も出来なかった無力感に支配されていたのはたしかに覚えてます。
アレンジとしてはクライマックスにいく感情のウネリがよく出来たと思います。

夏の終わり

この曲はあるアニメを見ていて
あるシーンが印象的で書き上げました。
のんびりとしている主人公に秋が青々とした木々を赤く染めて、それがじわじわと主人公に迫って来る。それに気づいて「ヤバい夏が終わってしまう」と慌て一生懸命緑の広がる景色に逃げ秋と追いかけっこをするシーンで、
定期的にスネアに残響音を足すことで
ジワジワと移り変わる感じを表現してみましたが、上手く行ったと思います。

長い夜
タイトルになるキッカケの曲で、どうしても何かをやるまでや、やっている時は迷いが生じがちなものです。そこから脱するエネルギーはとてつもなく、その目標は遠く感じます。でもそうゆうものがあるからこそ人はいいんじゃないかと感じます。
この曲の歌詞のように追いかけたからこそ
アルバムが出来たので、がむしゃらにやるのは案外無駄じゃないと思います。

儚い気持ち

この曲は別れの歌で、どうしても拭えない不安や、揺れる気持ちをコード進行やドラムのフィルを入れる事で表現しましたが、上手くいったように思います。


遠くに行きたい

20代の時友達がこんな事をぼそっと言ったのが印象的で作った曲です。
ジャムセッションする感じで録音して、当時フレットアコギベースを借り伸びやかな低音がこの曲の魅力を引き立ててるように思います。
波の音もシンセで作ったり全く練習せず弾いたソロなど、ルーズな部分とカチッとした部分が面白く作られていると思います。

この作品のまとめ配信先リンク
https://n0.com/a/g08vypbt

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