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チームメイトの活躍 【東京美装グループスキー部】

2020-2021シーズンも終盤に差し掛かりました。
ここまで私が出場したコンバインドの試合は2試合。
12月の名寄の試合が終わってからは全日本選手権の延期や国体の開催中止などで試合がない期間が続きました。

今シーズン、私が所属している東京美装グループスキー部は国内の試合で目立った活躍をしていると思います。
世界選手権の代表メンバーに一人も入っていないことはとても悔しいことですが、全員が国内の試合で表彰台に上がり優勝するシーンも数多くみれています。

常に表彰台に上がり続けるジャンプチーム

12月にシーズンが始まってからこれまで行われた国内ジャンプ大会9試合のうち東京美装チームで6勝と絶好調です。

チームリーダーの渡部弘晃さんは高いレベルで安定したジャンプを続けており表彰台の常連です。サマーシーズンに宮の森でのトレーニングで転倒し調子を崩していましたが、冬に入ってからは表彰台に登り続け、苦い経験をした宮の森で行われたカツゲンカップでは優勝を果たしました。

ビーガンアスリートで有名な渡部陸太は社会人3年目で初優勝を遂げました。その勢いのまま大倉山の大会で3連勝。今シーズンチーム内で一番成長した選手です。人一倍の努力家で、苦しんでいる時期も見ていたのでここまでの活躍はとても嬉しいです。

身体能力の高い駒場信哉は他の選手が活躍する中でなかなか自分のジャンプを出来ずにいました。トレーニングでは良いジャンプを出していたので本人はかなり悔しかったと思います。しかし徐々に調子を上げ先日の札幌オリンピック記念大会でビッグジャンプを2本揃え、社会人になって初の3位表彰台に登りました。

チーム最年少の岩佐勇研は名寄の開幕2試合を圧倒的な強さで連勝し、その後はワールドカップとコンチネンタルカップを転戦中です。ワールドカップポイントを獲得は出来ませんでしたが、コンチネンタルカップではシングル順位を取るなど実力はチーム一の選手です。

唯一のクロスカントリースキー選手

チーム唯一のクロスカントリー選手である藤ノ木光は夏場からトレーニングを共にしてきました。今シーズンは世界選手権の代表入りを一番の目標に掲げて1月の全日本選手権に臨みましたがあと一歩で届きませんでした。それでも初日のスプリントではこの種目を2連覇し、最終日のパシュートで表彰台を死守しました。
『今はダッシュで鳥と並走できるほど調子が良い』と話しているので今後の試合にも注目です。

チームの流れに乗る

東京美装は現在日本で唯一、ジャンプ・クロスカントリー・コンバインドの選手が在籍している実業団チームです。私はコンバインド選手なのでジャンプチームとも一緒にトレーニングしますし、クロスカントリーの藤ノ木とは同い年ということもありトレーニングはもちろんプライベートでもよく一緒に過ごす仲です。(というか札幌では同じ家に住んでいます。笑)
そんなチームメイトが活躍しているニュースを聞くと自分のことのように嬉しいですし、次は自分が試合で優勝してやるぞという気持ちになります。
今のチームにはお互いの活躍が刺激になって良い相乗効果の流れが出ていると思うので、国内だけでなく全員が世界の舞台で活躍するようなチームになりたいですね。


明日からは宮様スキー大会が開催されます!
チームで3種目揃っての優勝を目指します!
また宮様大会の後も伊藤杯、全日本選手権とコンバインドの試合が続くのでこれまで準備してきたものを最大限出せるように臨みます。

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