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PM未経験から半年経っての成長過程を振り返る#ラブグラフ インターン奮闘記

はじめまして。ソネダイスケです。現在22歳で、普段大学に通いながら株式会社ラブグラフでPMのインターンをしています。入社してから半年過ぎ経ったので、自分の回顧録として、また色んな人にラブグラフのこと、ラブグラフでのインターンのことを知ってもらうため、初めてnoteを書きます。



なぜラブグラフに入ったか


結論から言うとラブグラフのビジョンに共感したからです。前職のインターンでは医療関係のデータを扱うリサーチ業務を行なっていました。1案件あたり何百万の依頼をデータ整形して納品しており、規模感と責任感が大きく、素晴らしいインターンだったのですが、自分のやったことがが顧客の手に届くかは目に見えず、どこか虚無感を感じていました。ちょうどその時にTwitterでラブグラフで撮った写真を見て、ラブグラフの写真が持つ温かみ・情緒的な価値に感動し、「幸せってなんだろう」と考えたのがきっかけです。またそこからこまげさんやあんみつさんの記事を読んで、写真を通して人々に幸せに届ける姿勢に感銘を受け、僕も何かしらの形で関わりたいと思い、インターンに応募しました。その当時エンジニアとPMを募集していたのですが、コーディングに自信は無いけどPMならいけるかもしれないと思い応募しました。(今思うとめちゃくちゃ安直な理由でした。。)
何回か対面とmessengerでCPOの吉村さんとサービスのことや指向性についてのお話をさせて頂いたのち、採用してもらいました。CEOのこまげさんとは元バイト先が同じ(スターバックス)だったり、COOのあんみつさんはLife is Tech!のメンターの先輩だったり、リードデザイナーのゆきなさんと出身地(奈良県)が同じだったり、共通点が多かったから採用されたのかもしれません笑


ラブグラフについて


ラブグラフのことを知らない方もいらっしゃるかと思うので、簡単にラブグラフのことを説明すると、ラブグラフは出張撮影サービスです。
「幸せな瞬間を、もっと世界に。」というコンセプトのもと、写真を撮ってもらいたいゲストと、写真を撮影したいカメラマンをマッチングするプラットフォームを提供しています。

創業時はカップルをメインに撮っていたのですが、今ではカップルからファミリーの方々までいろんな人に使っていただいています。

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何もできなかった入社最初の1ヶ月

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今まではPMをやったことがなかったので、恥ずかしいことに、最初は用語が全くわかりませんでした。アジャイル開発?スクラム?インクリメント、、?と全く会話についていけなかったのを覚えています。前提知識がないと何も始まらないので、初日に「アジャイルザムライ」を吉村さんに貸してもらって即読みました(本当に良本です)。また、以前からiOSアプリ開発やデータ分析を軽くやっていたのでコードやデータに苦手意識は全くありませんでしたが、google analyticsやSQLは全くの無知でした。初日にインプットを受けた時にこれではダメだと思い、最初の1ヶ月はとりあえず半人前として話できるようになろうとサイトを触りまくりました。SQLを1日で勉強し、ラブグラフのデータベースを理解し、プロダクトの理解に努めました。
最初は企画書の書き方も杜撰だったので、吉村さんには本当にPMとしてやっていけるのか、?と心配されてたようです。(先日の1on1で教えてもらいました笑)
入社して1ヵ月はPMに関する記事や本を漁って、とりあえずインプットしまくりました。今でも知識のアップデートは怠らないようにしています。(この辺りはどこかでまとめられたらなーと考えています。)  

また。最初に入社して驚いたのは、モダンな開発環境なことです。Lovegraphは外から見るとエモさやハートの部分を押し出しているので、プロダクトもエモさを押し出して作っているように思われますが(少なくとも僕はそう思ってました)開発チームはアジャイル開発のもと、スプリントで管理し、プロダクトロードマップをひいてプロダクトを作っています。
ちなみにラブグラフにおけるアジャイル開発においてはCPOの吉村さんが書いてくれています。(最初に読んだときは正直チンプンカンプンでしたが、今ではおそらく(?)完全理解しました。アジャイルは実践があるのみなのでまだまだ努力しないといけませんが、、)


僕が最初に企画したのはラブグラフアカデミーページの改善です。これまで着手できてなかったようで、最初の練習としてアサインしてもらいました。先ほど書いたように、企画書の書き方もわからなかった僕は、情報構造が秩序だっていない企画書を書いてしまい、ダメダメでした。。。(今見返すとすごくわかりずらい企画書です。。この企画書で実装してくれたデザイナーさんとエンジニアさんに感謝しかない、、)
最初に吉村さんのフィードバックを受けた内容がマークダウンの書き方だったのは今でも忘れられないです。ひどい、、


PMとして何をしているか


僕はPMとしてカメラマンの「撮って楽しい」、ゲストの「撮られて楽しい」を最大化するためにプロダクト改善に取り組んでいます。PMと言っても、会社やサービスによって役割は違ってきますが、ラブグラフのPMは開発とデザイン以外のことはほぼ全て行なっています。要は何でも屋です。リサーチから分析、企画の発案、実行、プロダクトの運用管理、スプリント管理などあらゆる業務を行ってます。GAやSQLで数字周り分析することあれば、企画書の要件定義から、ワイヤーを引いたり、簡単なものであればコード書いてプルリクを出すこともあります。

ラブグラフでは、通常出張撮影をメインとしながらも、カメラマンの育成・教育のための「LGC」というラブグラファー養成講座や、写真好きのための写真講座の「ラブグラフアカデミー」、法人向け出張撮影サービスの「ヒストリ」など多くのプロダクトを持っています。その全てのプロダクトに対してもPMが入って日々改善を行なっています。


半年間で行ったこと


 ラブグラフは大きく分けてカメラマン側とゲスト側で分けることが出来ます。最初の2ヶ月間は、カメラマン側のPMとしてカメラマンさんの撮影体験に対する障壁を減らすこと・カメラマンの数を増やすことに注力しました。カメラマンさんがどうやれば「撮って楽しい」環境を生み出せるか、ラブグラフで撮影をしたいと思ってもらうにはどのようにするかを考えていました。
具体的には、カメラマンの管理画面の機能改善を通してカメラマンが働きやすくすることと、ラブグラフの認知拡大のためにラブグラフアカデミーの改善および、LGC(Lovegrapher Creation)の改善を考えていました。

6月に入るとゲスト側の企画も任されるようになり、ゲストからの信頼度向上のために全額返金保障制度をつけたり、カメラマンを検索しやすくできるためのUX改善に取り組んでいました。また、引き続きLGC制度の改善も行っていました。返金保障制度をつけるにあたって、利用規約を見直したのですが、そこで法の難しさ、弁護士の方の偉大さを感じました。

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7~9月はCVR向上大臣に任命され、ひたすらPDCAを回してました。ラブグラフ を認知している層がどこに障壁を抱えてお申し込みに至っていないのかを調査するために、ゲストの方にプロダクトに関するアンケートを送り、毎週ユーザーインタビューを行なっていきました。インタビューをもとにユーザーストーリーマッピングを行い、そこから見えてきた課題に対して刺さりそうな課題をシートで管理し、コストとインパクトから優先度をつけて仮説検証を繰り返して行きました。結果およびプロセスは長くなるので省きますが、3ヶ月で2倍にすることができました。成果!

ユーザーストーリマッピングの一部

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7月には同時並行で、8月からの価格改定に向けての利用規約の改善や、価格改定LPの作成などで各所の調整を行なっていたりもしました。(この時に初めてプルリクを出した気がします)

10月に入ってもCVRの向上を目指していたのですが、10月に調査会社経由で写真撮影サービスの市場を分析していたところ、ラブグラフを含む出張撮影サービスの認知度が世間的にはまだまだ低いということが判明しました。もちろんラブグラフが世間にはまだまだ知られていないとは認識していましたが、予想以上の認知度の低さだったため、これはCVRと言っている場合じゃない!認知爆上げだ!となり、現在社内では認知拡大プロジェクトに走り出しています。並行して、僕はロイヤリティの向上に取り組んでおり、具体的な数字としては、当月リピート率(当月リピート者数/全体の依頼者数)を追っています。目標は来年度に130%成長をすることです。


半年で身についたこと


①課題抽出力
PMとして働きだして、一番力がついたのは課題抽出力です。企画をする上で一番重要なことは、間違いなく課題設定です。課題設定を誤ったり、曖昧だったりすると、後の企画やプロジェクトのロードマップに齟齬が出てきてしまいます。弊社ではカメラマンさんからの意見・フィードバックを受け付けているのですが、例えばカメラマンさんからxxxの機能が欲しいと言われた時に、果たしてその機能は誰の何を解決するものなのか、を考えることを一番に考えています。もちろんカメラマンさんの意見は貴重なものであるし、やるべきことではあるのですが、本当にそのカメラマンさんが欲しているものはその機能なのかは僕たちPMが判断しないといけない部分です。開発リソースが無限にあるわけではないスタートアップだからこそ、優先度と緊急度をつけて優先順位をつけることが必要になってきます。
吉村さんにも一番フィードバックをもらう部分は課題設定の部分で、課題設定が間違っていなければあとの施策はほぼ任せていただいています。
今では過去の企画を見て、「こんな企画書いたの誰やねん...............」
「俺やん、!」ってなるくらいには成長できているのかなと思います。


②ステークホルダーとの調整力
PMに限らず、意思決定に関するステークホルダーが多くなればなるほど、周りの関係構築が必要になってきます。その中でもPMは、あらゆる立場の人の利害関係を整理し、全体最適を達成するために周りとの関係構築をする必要があります。日々の業務で運営メンバーだけでなく、400人以上いるカメラマンとの調整を行うことで、どういう立ち振る舞いをすれば良いか、肌で体感することができています。最近では、外部業者との連絡も任せてもらうようになりました。
プライベートにおいても友達と遊ぶときも大体幹事とかをすることが多くなってきて、PMの人はみんなこうなるのかな?って思ってます。(比較的昔からやる方でしたが最近明らかに増えている気がする、、)



③ データ分析力
企画をする上でデータの分析は絶対ですが、弊社にはデータ分析専門の人ががいる訳ではので、基本的に企画に必要な情報は自分で出しています。
特に、3Qの間にはCVR改善に取り組んでいたこともあって、SQLやGoogle Analyticsを毎日使ってデータ分析をしていました。定量的な情報を企画に取り入れることで、企画の解像度が上がり開発側に伝えやすくなったり、リリース後の検証がやりやすくなったのかなと思います。



④あらゆる分野の知識
ラブグラフに入って一番よかったと思えるのがデザインからエンジニアリング, マネジメントに関する知識が増えたことです。まだまだ新米なので、slackで社内の人が共有していた記事は全部チェックしています。また吉村さんから定期的に本を貸してもらって、日々インプットを行っています(読んだのにまだ一冊も返してないので家に本が溜まりまくってます笑 返さないと。。)
またオフィスが少人数だからこそ、わからないことは直接デスクで聞ける環境であるので、毎日周りの人に助けてもらいながら知識をアップデートしています。


他にも、タスク消化速度や、レスの早さ、ユーザーリサーチスキル、意思決定速度、トレンド把握力など、おかげさまで多くの力を身に付けることができています。



オフラインサービスでPMをやるということ


ラブグラフは出張撮影を通して、撮影体験を売っているサービスです。そのため、もちろんオフラインがメインのサービスです。しかし、ラブグラフのコアバリューは実際に撮影場所で生まれる体験にこそあります
だからこそユーザーストーリーを作るにしてもオンライン上とオフライン上の2面で考える必要があります。オンライン上はGoogle Analyticsなどのデータ解析ツールを使えばある程度仮説を立てることができますが、オフラインではユーザーインタビューやカメラマンへのヒアリングを通して、ユーザーを想像し、いつでもそのイメージを引き出すことが必要です。僕はここにオンラインで完結するサービスには無い難しさ、そしてやりがいがあると思います。


最後に


稚拙な文章でしたが、ラブグラフのインターン生がどのようなことをしているのか、ざっくりわかっていただけたのかなと思います。

ちなみにラブグラフでは、現在一緒に働く人を募集しています!

11月に入り、メルカリから本間さんが経営陣としてジョインしてくれたり、Lovegrapherとしても活躍しているとっとくんがインターンとして入ってきてくれて会社としてつよつよになってきていますが、まだまだ募集しています!

僕も今まで何社かインターンをしてきましたが、インターン生としてもラブグラフでインターンしたら他でインターンできないってくらい楽しくて毎日が刺激的です!

下にラブグラフ の紹介資料を置いておくので、少しでも興味をお持ちの方もそうでない方も、ぜひ一度見てみてください。(デザイン可愛い)
ラブグラフで作りたい世界、プロダクト、開発環境、メンバー構成などがまとまっています!これを見ればラブグラフ が全部わかっちゃうかも(?)です!

PMのインターン生も募集しているので興味あれば、Twitterで吉村さんまで連絡をお待ちしています。



残りのインターン期間でもっとラブグラフ をいろんな人に知ってもらい、使ってもらえるようプロダクトの改善に取り組んでいけたらと思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。





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