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音声読み上げ機能について説明してみた

わたしは視覚障害者です。
目が見えません。
というわけで、これを読んでいる方々の中には、わたしがどのようにしてこのブログを読み書きしているのか疑問に思っている方もいらっしゃることでしょう。

これについてはもっと早く記事にしたかったのです。
ただ、話が長くなってしまいそうなので、ずっと後回しにしておりました。

しかーし❗️
わたし、重い腰をあげました💪
今日はじっくり書かせていただきたいと思います。
長い説明文が続きますので、退屈に感じるかもしれませんが、ぜひ知っていただきたい内容なので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

まず、わたしがこのブログを読み書きしている方法ですが、
アイフォンについている
ボイスオーバーという
音声読み上げ機能を使っています。
これは特別なアプリなどではなく、アイフォンにはじめからついている機能なので、
アイフォンユーザーは誰でも使うことができます。

画面に映っているほとんどの文字、文章を音声で読んでくれます。
また、入力した文字も読んでくれるので、わたしがブログを書くこともできるわけです。
ちなみに、アンドロイドにも類似の機能はついています。

次に、視覚障害者が文章を書くうえで、しばしば壁となる漢字の読み書きについてお話します。

目の見えている方は、漢字を形で覚えているのではないでしょうか?

電池、と書くとしたら、
雨冠がどうとか、三水にうんぬんとか。
愛は心が上にあるけど、恋は下心だとか笑

目が見えない人にとって重要なのはそれぞれの感じの意味と読み方です。

例えば、電池をボイスオーバーで入力すると、
電池↓
電話のでん、
貯水池のち、いけ

と読みます。

恋愛なら↓
恋人のこい、れん、
愛するのあい

ですね😀

このように、わたしたちは漢字がどのような意味で使われているかを考え、読み方と合わせて入力しています。
漢字の意味がわかっていないと、同音意義語の
昨日と機能を間違えてしまいますね😅

難しいのが地名や人の名前などで、多様な読み方があるとボイスオーバーも正しく読むことができない例は多々あります。
そのため、わたしのブログではあえてひらがな表記にしたり、ふりがなをつけることもあります。

ちょっと話がわかりにくかったでしょうか?

最後は絵文字についてです。
実は、ボイスオーバーは句読点や感嘆符などの記号を読んでくれません。
しかし、
感嘆符 !
は読みませんが
❗️ は読むのです。
❗️ は赤い感嘆符
⁉️ は赤い感嘆符と疑問符
🥰 は笑顔とハート
😃 は笑っている顔、大きな目

こんな感じに読みます。
どんな絵文字なのか説明されている、というわけです。

そのため、わたしたちは絵文字をアイコンとしてつかうのではなく、文章の補足や強調のために使うことが多い気がします。

ごめんなさいに
🙇‍♀️→平謝りの女性
という絵文字(言葉)を加えることで、謝る気持ちを強調してみたり、ということです。

わたしのブログでも喜怒哀楽を特に伝えたい時は絵文字をよく使います。

このようなボイスオーバーの機能により、わたしはブログを読み書きしています。

ついでなので、パソコンの音声ソフトについても軽く触れておきます。

パソコンを操作する際も似たような機能を使うのですが、パソコンの場合は専用の音声ソフトをインストールする必要があります。
しかも、ちょっといいお値段です😭
しかし、このソフトのおかげで大学に通っている視覚障害者はレポート提出ができるし、
会社勤めの人は書類の作成やメールのやりとりができているので、あまり文句も言えません笑

余談なのですが、視覚障害者のことを、
視覚がないという意味の英語、
blindness(ブラインドネス)
からとって
ブラインドと呼ぶことがあります。
視覚障害者スポーツを、ブラインドスポーツと言ったり。

さてさて・・・

これを読んでくれたブラインド仲間のみなさーん📣
わたしの音声読み上げ機能の説明
ちゃんとできてますかー⁉️
目が見えている方も、わかりにくいことがあればコメントしてくださいね😊

本当に長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださったみなさん
ありがとうございました😸

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