目の見えない人の世界は何色？

こんな質問を小さな男の子にされたことがあります。

わたしは小学生まで弱視で、中学生で失明しました。
だから色に関する記憶はあります。
目が見えないと言うと真っ暗な世界をイメージするかもしれませんが、少し違うのです。
天気がよければ青い空が見える、桜が咲けばうすいピンクの花びらが視界いっぱいに広がる、気がする。
昼間は明るく、夜は暗い中にも街のあかりが見える気がする。
結局見えてないではないかと突っ込みが入りそうですが、わたしの世界は決して黒ではありません。

ちなみにこれはあくまで、わたしの場合の話です。
一言で視覚障害者と言ってもいろいろな見え方の人がいます。
全盲だったり、光は見えていたり、視力はあるけど視野が狭い人などなど。
それぞれちがった世界があります。
今後わたしは、わたしの見えない世界を書いていきますが、それを視覚障害者すべてに当てはめないでくださいね🌷