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そんなに言うなら「HARD ROCK」勉強してみる? 3組のハードロックレジェンドをピックアップ!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

11月15日(月)のオンエアでは、ずっと知りたいと思っていたけど、どこから学べばいいのかわからず、後回しにしてしまっているレジェンドアーティストたちを勉強する企画をお届け。今回は、HIP HOP編・PUNK ROCK編に次ぐ、第三弾「HARD ROCK編」を特集。

ゲストには、音楽ジャーナリストの増田勇一さん、さらに一緒に勉強していく仲間として、マカロニえんぴつの田辺由明(Gt.)が登場。

■全てをぶち壊して繋いだバンド「Motorhead」

あっこゴリラ:なんでも田辺さんは、ハードロックギターの代名詞「フライングV」を何本も所有するなど、無類のハードロック好きだとか。
田辺:フライングVだけで10本近く持ってるんじゃないかなと思います。マイケル・シェンカーというギタリストに憧れて使い始めました。
あっこゴリラ:そもそもハードロックが好きになったきっかけは? 
田辺:母が昔からハードロックの大ファンで、小さいころから家にはハードロックのCDが溢れていたし、家ではいつもハードロックが流れていました。自分で聴くようになったのは小学校4〜5年生くらいで、Deep Purpleの『Burn』とかRainbow『Kill the king』とか、めちゃくちゃ好きで繰り返し聴いてました。
あっこゴリラ:じゃあ田辺さんにとってハードロックは、心が安らぐ音楽なんですね。
田辺:そうですね。それからしばらくして中学生の終わりのころ、マイケル・シェンカーを知り衝撃を受けて、それ以来ずっとフライングVタイプのギターしか弾かなくなりました(笑)。
あっこゴリラ:あははは! 増田さんは、ヘヴィメタル専門誌『BURRN! 』の創刊メンバーだったり、洋楽ロック誌の編集長を務めていたり、とにかくハードロックとともに歩み続けているということですが、そもそもハードロックとの出会いは?
増田:中学生・高校生時代が、日本ではQUEEN、KISS、エアロスミスの三大人気バンドって言われたころだったんです。この3つのバンドに夢中になり、ちょっと掘り下げていくとレッド・ツェッペリンやディープ・パープルがいたり。そういう歴史を掘り下げながらだんだん80年代近づいていって、どんどんズブズブとハマっていきました。
あっこゴリラ:そもそもハードロックの起源とは? 
増田:60年代はブルースロックみたいなものが流行り、ライブをたくさんやることで、その時代はどんどん楽器やアンプなどが発展していきます。その楽器などの発展により、大きな音が出せるようになったり、ライブも大きい場所で出来るようになるなど、とにかくライブの音量がデカくなっていくわけです。
あっこゴリラ:うんうん。
増田:大音量のブルースロックになったときに、ギャンギャン鳴っているギターに負けないように歌うシャウトとか出てきたりして、それが徐々にハードロックの型になってきたというのが定説になっています。

ここからは増田さんに、3組のハードロックレジェンドを紹介してもらった。

あっこゴリラ:早速、1組目のハードロックレジェンドは?
増田:全てをぶち壊して繋いだバンド「Motorhead」です!
あっこゴリラ:田辺さんはお好きですか?
田辺:大好きです! コピーバンドやったことあります。
あっこゴリラ:おお~! このMotorheadは、ハードロック界においてどんな存在なんですか?
増田:1970年代後半にイングランドで結成されたハードロックバンドで、もう3人とも亡くなっていますが、基本的には彼らはロックンロールバンドなんですよね。極めてうるさいロックンロールバンドです(笑)。
あっこゴリラ:あははは! 
増田:パンクよりもうるさいんじゃないかってくらいの暴走ロックで、これまでの様式美ではなく、ジャンル感をぶち壊したバンドです。そして繋いだっていうのは、メタルもパンクも両方のファンから支持されたってことですね。
あっこゴリラ:一聴するだけで、かなりパンキッシュですよね。
増田:やっぱりそう感じますよね。後のスラッシュ/ハードコアシーンに多大なる影響を与えたと思います。

■基本中の基本を貫き通した普遍性の塊「AC/DC」

続いて、2組目のハードロックレジェンドを紹介してもらった。

あっこゴリラ:2組目のハードロックレジェンドは? 
増田:基本中の基本を貫き通した普遍性の塊「AC/DC」です!
あっこゴリラ:「AC/DC」と言えば、みんなTシャツめっちゃ着てるよね。田辺さんはどうですか?
田辺:大好きです。これもコピーバンドやってましたね。
あっこゴリラ:おお~! さすが。このAC/DCは、ハードロック界においてどんな存在なんですか? 
増田:このバンドに関しては、変化があまりない曲をずっとやってきた全然変わり映えのしないバンドって、良くも悪くも言われています。でも変わり映えがしないということは、逆にこれ以上変わらなくていいってことでもあって。だから変化がないというよりは、普遍的なんだっていう、本当にクラシックロックを象徴するようなバンドの一つだと思います。
あっこゴリラ:なるほど~。でも、このグルーヴをひたすらループで繰り返す感じ、すっごいカッコいいですね。
増田:きっとHIPHOP好きな方もこのリズムとかグルーヴって、けっこう惹かれるものがあるんじゃないかなと思います。
あっこゴリラ:まさにそれです!

■最強のスタジアムロックバンド「Guns N' Roses」

最後に、3組目のアーティストを紹介してもらった。

あっこゴリラ:3組目のハードロックレジェンドは?
増田:最強のスタジアムロックバンド「Guns N' Roses」です! 
あっこゴリラ:田辺さん、どうですか?
田辺:もちろんコピーしました(笑)。僕、18~9歳くらいのときは、まさにGuns N' Rosesみたいなバンドやってました。
増田:そのバンド、取材したかったな~。
あっこゴリラ:あははは。このGuns N' Rosesは、ハードロック界においてどんな存在なんですか?
増田:1980年代後半にアメリカで一大ムーブメントを巻き起こしたバンドですが、それこそ80年代だったら、お騒がせバンドとして紹介されていましたね。
あっこゴリラ:そうなんだ~。
増田:とにかく事件が多かったです。暴れたとか、暴動が起きたとか、いろいろ事件性のある出来事があって、80年代、90年代とかはそういう言われ方をしていました。主要メンバーで復活したのが2016年で、それ以降は先ほど“最強のスタジアムロックバンド”と言いましたけど、今時それをここまで出来るのはGuns N' Rosesだけなのかもと思います。
あっこゴリラ:活動がすごい長いですね。
増田:そうですね。ただGuns N' Rosesは先ほどのAC/DCと違って、止まっている時期も長かったんですよね。来年で35年にはなるんですけど、その間メンバーがやめたり、名前だけしかないような時期もありました。そういう長い沈黙を経た上での復活は、ものすごくドラマチックでしたね。

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【番組情報】
J-WAVE 81.3FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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