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「収穫!秋の夜に聴くバイオリンの名曲」ポップスやロックに潜むバイオリンの名曲を紹介!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。番組では、毎回ゲストを迎え、様々なテーマを掘り下げていく。

10月5日(火)のオンエアでは、「収穫!秋の夜に聴くバイオリンの名曲」をテーマにお届け。ゲストは、ロックバンド・BIGMAMAのバイオリニスト東出真緒と様々なバンドでサポートをするバイオリニスト柴由佳子が登場。

■「収穫!秋の夜に聴くバイオリン〜バンド部門」
番組では、ポップスやロックミュージックなど、クラシック以外でも様々な音楽を彩るバイオリンを特集。

あっこゴリラ:そもそもお二人がバンドの中でバイオリンを弾くことになったきっかけは、何だったんですか? 
東出:子供のときから習ってたんですけど、BIGMAMAのメンバーに誘われたことがきっかけですね。
あっこゴリラ:そうなんですね~。
東出:BIGMAMAって、もともと当時からバイオリンがいたんですね。で、メンバーチェンジがあったときにバイオリンを探してるって言われて。それで誘っていただいたときに、いきなりバンドの中でバイオリン弾いてください、みたいな感じでした。
あっこゴリラ:じゃあ、それまではロックバンドの中でバイオリンを弾くって経験はなかったんですね。
東出:なかったですね。
あっこゴリラ:へえ~! おもしろい! 柴ちゃんは? 
柴:私もずっとやってたんだけど、わりと子供のときからポップスが好きで。ちなみに、バンドに憧れて初めてコピーをしたのがLUNA SEAでした(笑)。音楽大学在学中、定期的にライブハウスやイベントに誘ってもらって出演してたんですけど、それでライブでの演奏に味をしめた感じですね。

あっこゴリラ:今日は、バンドの中でバイオリンを奏でてきたお二方に、ポップスやロックに潜むバイオリンの名曲をいっぱいセレクトしていただきます! 最初のブロックでは、バイオリニストのメンバーがいるバンドの音源を紹介。さらに今回は、「収穫」というタイトルにかけて、「実り度数」とオリジナルの度数(MAX5点方式)もつけていただきます! 

まず、「収穫!秋の夜に聴くバイオリン〜バンド部門」と題して、BIGMAMAの東出真緒がセレクトした曲は……。

東出:Yellowcardの『Breathing』です!
あっこゴリラ:こちらの実り度数は? 
東出:<実り度5、ありがとう度5>です。
あっこゴリラ:このありがとう度って、どういうことですか?
東出:私がBIGMAMAの入ったときは、エモーショナル・パンクみたいな感じのジャンルに近かったんですよね。そのときにうちのメンバーも大好きだったYellowcardをよく聴いていて、もう死ぬほど参考にしまくった教科書のようなバンドです(笑)。
あっこゴリラ:そういう意味で“ありがとう”って感じなんですね。
Yellowcard『Breathing』をradikoで聴く

Yellowcardは、1997年結成、2017年解散。パンクロックながらバイオリニストがメンバーにいた珍しいバンド。幾度となく来日公演も。2011年の来日時には、BIGMAMAが前座を務めた。

あっこゴリラ:お二人が、ロックミュージックにバイオリンで入る上で、難しかったことってどんな部分ですか? 
東出:まず中音がデカい! そして、エレキバイオリンとクラシックバイオリンの倍音も違うし、音の響きも何もかもが違って。さらには、エフェクターを使いこなすというのも未知の世界でしたね。
あっこゴリラ:柴ちゃんは?
柴:私は、ドラムとやるのがめちゃくちゃ難しくて。ドラムやパーカッションと合わせたことがなかったので、カウントで始まることやリズムの取り方、特に同期がある曲は、一定のリズムの中で演奏するのがとにかく難しかったですね。

続いて、様々なバンドでサポートをする柴由佳子がセレクトした曲は……。

柴:Arcade Fireの『wake up』です! 
あっこゴリラ:こちらの実り度数は? 
柴:<実り度4、一体感度5>です。
あっこゴリラ:この一体感度5とは?
柴:バンドとバイオリンの相性もそうだし、CDを聴いても客席との一体感が目に浮かぶっていう。もうこれは“みんな一個になったな”っていう曲ですね。
Arcade Fire『Wake Up』をradikoで聴く

Arcade Fireは、カナダ・モントリオール出身の6人組バンド。ブリット・アワードとグラミー賞をそれぞれ2度受賞。バイオリンメンバーのサラ・ニューフェルドは、ソロアルバムも多数制作しており、今年も1枚アルバムをリリース。そちらはバイオリンを使用したミニマルな世界観を追求している。

■「秋の夜に聴くバイオリン〜アレンジ部門」


ここからは、「秋の夜に聴くバイオリン〜アレンジ部門」をお届け。

あっこゴリラ:「秋の夜に聴くバイオリン〜アレンジ部門」! 1曲目は? 
東出:クラムボンの『yet』です!
あっこゴリラ:実り度は?
東出:<実り度4.5、ドラマチック度4.5>。もう、ほぼ5です(笑)。
クラムボン『yet』をradikoで聴く

あっこゴリラ:続いて、「秋の夜に聴くヴァイオリン 〜アレンジ部門」! 2曲目は?
柴:Aca Seca trio& Diego Schissi quinteto(アカ・セカ・トリオ&ディエゴ・スキッシ・キンテート)の『Esa tristeza(En Vivo)』です!
あっこゴリラ:実り度は?
柴:<実り度5、素敵リフ度5>です。
あっこゴリラ:ちなみにこれはどんなグループなんですか?
柴:アルゼンチンのアーティスト、Aca Seca trio とDiego Schissi quinteto によるコラボです。うちのボーカルが好きで、教えてもらいました。めちゃくちゃオシャレなのに、土臭いというか、人間っぽいというか。相対するはずなのに、しっかりと共存している不思議さがあります。
Aca Seca trio& Diego Schissi quintet『Esa tristeza(En Vivo)』をradikoで聴く

■「秋の夜に聴くバイオリン〜フリー部門」
最後のブロックでは、「秋の夜に聴くバイオリン〜フリー部門」をお届け。

あっこゴリラ:「秋の夜に聴くバイオリン〜フリー部門」! 1曲目は?
東出:Max Richterの『Recomposed by max Richter :vivaldi,the four seasons:Spring1』です!
あっこゴリラ:実り度は?
東出:<実り度4.5、やられた度5>です。
あっこゴリラ:やられた度5とのことですが、どんな感じにやられたんですか? 
東出:BIGMAMAで、クラシックとロックを融合させた『Roclassick』っていうアルバムを作ってるんですけど、今思うと、こういうアレンジをしたかったなって思うような曲です。Max Richterのこのリフの掛け合いで重なっていく感じが、もうやられたなって思いました。
Max Richter『Recomposed by max Richter :vivaldi,the four seasons:Spring1』をradikoで聴く

1725年に発表されたヴィヴァルディの代表作『四季』をイギリス出身の作曲家、Max Richterが再構築し、新たなサウンドで蘇えらせた2012年作。Max Richterは、クラシックとエレクトロニカを融合したポスト・クラシカルのカリスマ作曲家として絶大な人気を集めている。

あっこゴリラ:「秋の夜に聴バイオリン〜フリー部門」! 2曲目は?
柴:The Smashing Pumpkinsの『Tonight,Tonight』です!
あっこゴリラ:実り度は?
柴:<実り度5、録音の音好き度5>です。
あっこゴリラ:録音の音好き度(笑)。 どんな音が良かったんですか?
柴:バイオリンって、録音のときに聴きやすい感じになることが多いんだけど、この曲は、すごく生っぽくて、最後の方とかストリングスとドラムが合ってないの! ストリングスの方が走っていって、ちょっとズレてるんだけど、演奏者のテンションが曲終盤にむけて上っていくのが丸々録音に入っていて、それがきちんと伝わってきてすごいなって思います。なかなか今では聴けない作り方ですね。
The Smashing Pumpkins『Tonight,Tonight』をradikoで聴く】</a>

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J-WAVE 81.3 FM『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 22時-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/


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