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死ぬ事ばかり考えてしまうのはきっと生きる事に真面目すぎるから

人間は常に変化し続ける
生き物です。

人間だけでは無く、この世界のあらゆるものが変化し続けています。

昨日のあなたと今日のあなたは全く同じ人ですか?

考える事、感じる事、
食べるものの味、好み、
気分

いつも同じ状態の人なんて
居ないんです。

「今泣いたカラスがもう笑った」

小さな頃、そんな事を誰かに言われませんでしたか?

人間は1日六万回の思考をしているそうです。

仏教の教えでは、
八万四千念と言われています。

とにかく、瞬間、瞬間、
何かしら考えているのが
人間。

そして、その思考をしているからこそ、「自分」というものがある。

と、信じ込まされている。

確固とした、コンクリートブロックみたいな『自分』
なんて、本当は無いんです。

常に、風に吹かれるススキの如く揺れ動いていて、
瞬間、瞬間、思考が変わる。

それが人間です。

変わろうとしなくてもいいのです。

勝手に変わりますから。

10年前の写真と今の写真を見比べてみてください。

全く同じですか?

違うよね。

それなのに、『自分』
という言葉に執着して、
今のままの自分じゃ駄目だ。

こんなふうに怠けて居ては駄目だ。

もっと知識を増やさなければ、時代から取り残されてしまう。

と、漠とした不安に駆られて居ませんか?

別に、時代から取り残されてもいいじゃ無いですか?

単に、あなたの趣味、思考が時代と合わないだけでしょ?

時代という概念だって
『空気』みたいなもので

誰かが、

「現代はこれこれこういう時代だ、だから時代に取り残されて、オワコンにならないように進化しよう」

という、プロパガンダに踊らせられているだけでしょ?

恋愛だって、
人を好きになって、どんな付き合い方しても、別に全然問題無くて、

「わたしはこの人が好き!」

という感情を大切に抱きしめていれば良いわけで、

彼に可愛いと言ってもらいたいから、

こんなお化粧、こんなお洋服、こんなバッグが必要…

消費行動に駆りたてられて
焦って居ませんか?

彼があなたの事が好きなら、

あなたがただ、にこやかにご機嫌でいれば、

化粧とか、服とか
いちいち検査してませんから大丈夫。

大抵の男の子は、
彼女の笑顔と、相槌と、

ご機嫌よく
「ありがとう」

を言ってもらえば幸せを感じる筈です。

それよりも、彼がみているのは、あなたの表情。

泣いたり、笑ったり、拗ねたり、その時々で変わる自然な表情を彼は、じっと観察しているのです。

変化し続ける、自分をもっと楽しもうよ。

そんなふうに生きて居たら、心が満たされて、幸せだなぁとしみじみ思う筈。

それが、高じると、わたしみたいに、

精一杯生きた、終わりには
どんな終焉が待っているのだろう?と、

死ぬ事さえも、ワクワクして迎えられそうになる訳です。

死ぬ事も、変化のひとつ。
1日活動して、夜、暖かいベッドに入って、

「さて寝ましょう」

と、眠りに入るのと同じだと思うんです。

『自分』に凝り固まらず
執着を手放して、自由に生きたい。

真の自由は、『自分』を手放した時に手に入れられるものなのです。


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