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かわら版No.54 令和6年米沢市政・前半期と後半期のチェックポイント

いつもお読みいただきありがとうございます。

今回は、令和6年米沢市政前半期と後半期のチェックポイントを、①~③をお知らせします。①ふるさと応援寄附金制度推進事業、②栗子山風力発電事業、③米沢市まちづくり総合計画策定業務、の3つです。

①ふるさと応援寄附金制度推進事業
 令和6年度のふるさと納税事業の予算額は、20億1,228千円です。令和5年度の当該予算額は、12億1,061千円です。8億167千円の増額予算です。この本年度予算は、歳入を見込んでの予算組ですので、かわら版No.37に記載の通り、未達成の場合には“予算に穴があく”わけです。
 現在の進捗は、6月定例会の産業建設常任委員会で部分的な質問答弁(3時間20分20秒過ぎ)があり、「寄付件数は前年同月比30%増、寄付額は前年同時期並」とのことです。したがって、このままの推移だと予算に穴があき、財源不足となります。
 もっとも、米沢市は、先日6月27日、米沢市ふるさと納税事務支援業務委託公募型プロポーザルを実施し、その結果ふるさと納税事業の支援委託先をシフトプラス株式会社(本社大阪府大阪市)に決定しています。想定上限委託料は9405万円です。この意味は、言わばプロ事業者の力を借りるわけです。米沢市には、予算額20億1,228千円の必達を求めます。

②栗子山風力発電事業
 現在、(仮称)栗子山風力発電事業の手続きが進んでいます。詳細は、かわら版No.47でもお伝えしましたが、米沢市と福島市の境界の栗子山南側山稜上で、予定工期は令和7年10月(2025年)から令和11年2月(2029年)を予定、発電規模は最大4,300kW、発電機は最大10基、発電機の大きさは168m(風車の羽根3枚、羽根の直径136m)、国内最大規模の風力発電開発事業です。
 先日、米沢市は、令和6年4月1日山形県より意見提出の依頼を受けて、令和6年5月10日付で意見書を送付し公表しています。また、市民全体に向けた説明会を、主催:JR東日本エネルギー開発株式会社・協力:米沢市市民環境部環境課で実施します。場所は、米沢市市民文化会館です。日時は、8月4日(日)15時~17時と8月5日(月)18時~20時(2日間とも同じ内容)です。まだまだ、栗子山風力発電事業の開発内容は市民の皆様には周知徹底されておりません。これは米沢の未来にとってとても重要な事です。米沢市民の皆様には、事実を知り、判断をしていただきたいと思います。
 なお、開発事業者の米沢市議会で実施された説明会の内容では、栗子山風力発電事業による米沢市に対する具体的なメリットは提示されておりません。栗子山であるこだわりはなく、選定理由は、「風況が良く、規制がないから」とのことでした。
 見上げれば、山々に、穏やかな安らぎを得。仰ぎ見れば、山々に、自然といのちの尊さを見いだし、畏敬の念をいだき、暮らしを得てきたのが、私たち米沢人です。悔いのない、恥ずかしくない判断をしたいものです。

③米沢市まちづくり総合計画策定業務
 先日6月13日、(仮称)次期米沢市まちづくり総合計画策定業務委託プロポーザル審査委員会が開催され、審査結果が公表されました。業務委託先は、株式会社ジャパンインターナショナル総合研究所(本社京都府京都市)です。提案上限価格は、令和6年度8,800千円、令和7年度5,500千円です。
 これは、現在の米沢市まちづくり総合計画が、令和7年度をもって計画期間の満了を迎えるため、令和8年度以降の長期的・計画的な視野に立った持続可能な新たなまちづくりの指針となる次期総合計画を策定する必要があるため、その策定業務委託先いわば米沢市のパートナーとしてプロ事業者を選定したものです。そして、この(仮称)次期米沢市まちづくり総合計画は、市長改選後はじめての総合計画つまり米沢市のまちづくりの最上位計画です。令和8年度以降は、期間は計画上10年間、当該総合計画に基づき米沢市のまりづくりが実施されます。つまり“近藤・グランドデザイン”  です。
 人口急減、国民負担率の増加、円安、消費不況、政治不信など、国家及び地方経済・社会の危機的状況にあって、米沢市の生死を決める、米沢市のグランドデザインが、これから来年度にわたり計画されます。米沢市民の皆様には、一層の関心と監督をお願いしたいと思います。

以上、佐野が重要視する令和6年米沢市政前半期と後半期のチェックポイント①~③をご説明させていただきました。引き続き、米沢市政の見える化とわかる化と重み付け化のために、米沢市議会議員として、情報発信して参ります。

この度も最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

かわら版No.54



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