『私、貴方みたいな太陽みたいにキラキラした人を見ると吐き気がするわ』
五月蠅すぎない蝉の鳴き声と 冷房を付けなくても耐えられる程度の暑さと 風に乗って聞こえる電車の音と SHISHAMOを流しながら塗ったマニキュアの匂いと 電気の要らない南向きの部屋で よい夏の昼下がりを過ごしています みなさまいかがお過ごしですか?
と、ここまでを8/31に書いて下書きにひっそり潜ませていました 8月はまともにnoteを更新できていないことに気付き どうにか8月中に更新しなければ、と謎の義務感に苛まれていました が、わたしのnoteはそんなんであるべきじゃない、と なんとかおだやかなきもちで9月を迎えました
7月末のわたしたち史上最大ワンマンライブを終えてから8月中は わたしやわたしたちのこれからのことをたくさん考えたり話したりしながら過ごした1ヶ月でした そのおはなしは またいつか
わたしは昔からたぶんすこしだけ 人より物持ちがよい気がします
ものを買うときは必ず 気に入ったものしか買わない、妥協しない、でも気に入ったらすぐに買う、すこしくらい高くても買う という小さい頃からの無意識な拘りのおかげで それをいつまでも持ち続ける、使い続ける みたいなところがあります
だから ネットで見つけて一目惚れしたもののオンラインサイトに在庫が無くて近くの店舗はいつの間にか閉店していてすこし遠い店舗に出向いてまで買ったお気に入りの革靴は いつの間にか色褪せてへにょへにょになってそれでも愛用し続けて 挙句の果てには母親に 買ってあげるから新しい靴を買いなさい と言われる始末です もうわたしもおとななのに
新しいお靴を買いました 2足
(1足は 母親がほんとうに買ってくれた)
前述の通り わたしはなんでもお気に入りのものしか手にしないので手にした瞬間から使い始めたいのに その靴たちがおうちに届いた日は生憎の雨 だから昨日やっと下ろすことができました
足が大きいわたしだけれど その靴はすこしだけ緩くって 久しぶりの『ぶかぶか』を体感して嬉しくなりながら 微かな靴擦れすらも愛おしくなりながら過ごしました
廃墟が好きです
まだそこに普通の生活があった頃 そこを最後に去った人は誰だったんだろう どんな人だったんだろうと思う
東京幻想さんというイラストレーターさんの展示を観に行ってきました なにをきっかけに知ったのか いつ知ったのかも忘れてしまうくらい前から好きなイラストレーターさん 随分前に買ったアートブックは今はもう販売終了しているみたい
東京幻想さんの作品を見ると いつかわたしや わたしたちよりもっと先の未来を生きた全員が 去ったあとの東京はきっときっとこうなって欲しい、と思います
ご本人が在廊されると知って お会いできたらうれしいな、くらいの気持ちだったのですが お会いできてお話できて 最新の作品集にサインもいただいてしまった…!
このことは 東京幻想さんを知ってアートブックを買って どきどきしながらページをめくっていたあのときのわたしには内緒です
『僕と一緒になってくれませんか?』
のカフェ 分かる人には分かるやつです
わたしはどこに行っても基本的にはブラックコーヒーしか頼まないし 飲まないのだけれど ここ数日 《曖昧な君の言葉は カプチーノで満たされた心臓に 今も尚シロップを注ぐ注ぐ》と歌う歌が頭を離れなくて 思わずカプチーノを頼んでしまったりしました
あまりの落ちにくさ それに見合わない安さ つまり質の良さにSNSで話題になりすぎて 平均年齢が明らかに高いわたしの地元の薬局ですらいつも欠品しているリップ
9/10の活動休止前ラストワンマンでの持ち曲26曲全曲披露で いつも使っているリップが持ち堪えてくれる自信が無さすぎて 今日はあのリップのあの色を手に入れるまでぜったいに帰らないぞ…という気持ちで挑んだら 2店舗目で見つかったりも、しました
デビューして以来殆どお仕事の無い日が無かった土日 感染症による自粛期間ですらSNSの投稿に明け暮れて 動画編集やらなにやらに追われて過ごしてきたこの3年間 たぶん初めての土日休みの週末
生まれてからわたしはここでしか生きたことがないはずの東京の街は 思っていたよりも人が多くて みんななんだか楽しそうで賑やかで 話し声がいつもより大きくて わたしは常になんだか落ち着かないいちにちでした
靴擦れをしていなかったら 街に呑まれて 休日だというのに早歩きをしてしまっていたかもしれないから 丁度良かった
寂しくても泣いてないで ひとりだってちゃんと世界を楽しめる子でありたいです
( 訳:ほんとうは寂しいです )
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