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2023年3月のよんだ みた きいた

3月が終わる。年度末もいいところ。

3月はほとんど記憶がない。
月初から月末までずっと仕事ばかりしていた。スマホを見ながら子供と話さないで、と妻に怒られた。当たり前だ。すぐにチャットにレスをしなければ、メールに返信しなければと息巻くあいだ、僕の心は目の前にいない。

たまの休みには子供の七五三や子供が通っている園の父親飲み会などがあった。終わってみれば良い思い出だが、開催するまでは気が重かった。まあ、それは何をやってもそうなので、それが自分のネイチャーなのだと思う。

まとまった自分の時間などは皆無で、移動時間に音楽を聴いたりすることだけが救いだった。

この生き方で良いのかと考える暇もないし、疲れた身体は常に休息を求めている。一度立ち止まってみたいと思っても周りがそれを許さない。一度に全てを望んでマッハ50で駆け抜けるほかないのだ。30代の残り3年10ヶ月は、こんな感じで終わってしまう気がする。

全然新しいものに触れられなかったのでやめようかと思ったが、一度やめるともう帰って来れないので無理やり書くことにする。

よんだ
「よんだ」のゆるルール
・初めて読んだ本であること
・最後まで読み通した本であること
・買った、借りた、紙、電子は気にしない

1.視点という教養(リベラルアーツ) 世界の見方が変わる7つの対話 /深井龍之介、野村高文

読みやすくするすると2,3日で読み終えてしまった。各分野のプロフェッショナルが語る内容を深井さんが抽象化し転用していく。上手な餅つきの合いの手は、餅をベッタリさわらない。スッと触れるだけで、白い餅はふわりと面を変えることができる。

この本を読んで聴き手になりたかったと悔しい思いをする人がたくさんいるだろう。

みた
「みた」のゆるルール
・初めて見た/観たコンテンツであること
・リアルorオンラインは気にしない

1.シュリンキング:悩めるセラピスト

周りでApple TVを見ている人を見かけたことがないのだが、僕はApple TVがわりあい好きである。

このシュリンキングもすごく面白かった。ハリソン・フォードの存在感も強いし、各キャラクターがとても愛らしい。

オープニングソングの歌唱はデスキャブのベン・ギバートだし、挿入歌にヴァンパイア・ウィークエンドが使われていたり、主人公の娘が泣くための音楽としてフィービー・ブリジャーズを聴いていた。日本ではUSオルタナティブと言われる人たちだが、本国ではどメジャーなんだなと認識する良い機会にもなった。


きいた

「きいた」のゆるルール
・初めて聞いた/聴いたコンテンツであること
・購入orサブスクは気にしないた

1.ASPHALT MEADOWS(Acoustic)/Death Cab for Cutie


僕たちにはデスキャブがいる。それだけでずいぶんと救われた気持ちになる。
アレンジも演奏も素晴らしい。むしろ本編よりアコースティックの方がいいのでは?という仕上がり。


2.SONGBOOK 6/石若駿

たまたま見つけたのだが飛び上がるほどかっこいい音楽。角銅真実の歌唱もさることながら、メロディーやアレンジ、そしてドラムの存在感が格別だ。久しぶりに日本人の音楽にここまで魅了された。

というわけで、3月はまあなんとさみしい内容に。ノルマを決めるわけではないが、ある程度の量を重ねていかないといけないのは自覚している。

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