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【シャニマス】スプリング・フィッシュ田中摩美々 の聖地で釣りをしたよ

聖地巡礼で釣りをするオタク

 聖地巡礼。オタクたるもの、誰もが憧れる行楽である。自分の好きなキャラクターが赴き眺めたその景色を、自分の目でも実際に見てみることで、画面で眺めるだけでは分からなかったキャラクターへのシンパシーを感じることができるだろう。

 アイドルマスターシャイニーカラーズのイラストでは、実際に存在する風景や施設がイラストの背景として使用されることがよくある。シャニマスユーザーの皆様なら既に周知かと思われるが、まずはこのイラストをご覧いただきたい。

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 このカードは、釣り堀にアンティーカの5人が遊びに来ている様子が描かれている。残念ながら筆者はこのカードを所持していないので、どんな内容のシナリオが展開されるのかを把握していないが、イラストを眺めてみると、一人頬杖をついた摩美々が決して退屈そうではなく、5人の輪の中に溶け込んでいることがなんとなく想像つく。イラストから仲睦まじさが感じられ、風景の中にアイドルを配置する大胆な構図、とても印象的な一枚だ。
 

 画面の上部(釣り堀のすぐ横)には黄色のラインが入った電車が停車しており、現実世界に即すと総武線であることがわかる。この情報から、このイラストはおそらく市ヶ谷フィッシングセンターを参考に描かれたものだということがわかる。
 実際に場所が判明したなら行ってみるしかない!とは思っていたものの、東京に出かけた日は天候が良くなかったりほかの用事で忙しかったりなどでタイミングを逃していた。しかしその機会は割と早めに訪れた。アイドルマスターシャイニーカラーズを通じて知り合った友人たちと、特に目的も決めずご飯を食べたり服を見に行ったりして過ごしていたのだが、その流れの中で「市ヶ谷の釣り堀行ってみたくね?」となり、我々オタク軍団はその場のノリで市ヶ谷に赴くこととなった。
 天気は晴れ。都会には似つかわしくない大きな川と釣り堀。一目でそこが、例のイラストの聖地であることが分かった。
 私自身、近くで写真を撮ることができたら満足だと思っていたが、ここまで赴いたのも何かの縁、折角なので釣り体験をすることにした。

※今回はコロナウイルスによる緊急事態宣言期間中の聖地巡礼でしたが、感染対策に十分配慮した上で行動しております。

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実際に釣りしてみた!


 ところで今回、3人で釣り堀に赴いたのだが、3人とも釣りの経験が盛んであるわけでなく、筆者に至っては全く以て釣りの経験が無かった。些か不安を抱えてはいたが、釣り堀にはカジュアルな格好をした方もちらほらいたので、問題ないだろうと判断を下し、受付へ。
 今回は1時間コースでの入場だったが、竿のレンタルと餌代を含めて学生料金900円で入場することができた。学生でない方は1000円で入場できるらしい。我々は釣り竿と餌をかかえて釣り堀へ。
 
 やり方は実に簡単。粘土状になった餌を釣り竿の先の針にくっつけて、釣り堀に投下する。あとは、釣り堀の中にたくさんいる魚たちが餌にかかってくれることを待つだけ。本物の釣りに比べたら本格的とは言えないかもしれないが、釣りをしたことがない筆者はその流れだけで自分が釣りをしていると実感し、とてもわくわくした。


 空は快晴で風も心地よく、総武線が5分に1回ほど、右から左からゴトゴトとやってきては去ってゆく。都心の忙しない人波を感じることなく、ただ釣り堀の中を泳いでいる魚を眺め、時折脇に置いた餌の籠を狙いに来る鳩をしっしと追い払いながら、餌にかかるのを待つ。一緒に釣りをしているオタクたちとたわいのない会話をする時間が、なんとなくアンティーカを感じられて良いな~と思った。アンティーカではないが…

 10分もしないうちに、友人の釣り竿が強く引っ張られる。大きな鯉が釣り針に引っかかったのだ。釣り経験のあまりない我々は、わたわたしながらもその鯉を支給された網の中に回収することに成功した。実際に近くで見る魚は大きく、活きがとてもよかった。


 もう一人の友人も魚を釣ることに成功し、筆者も魚を釣ることに成功した。釣った魚は持って帰れるわけではなく、針を外してあげて元の釣り堀に返してあげるのがマナー。網の中から逃がしてやると、すさまじい勢いで釣り堀へと帰っていった。

 友人と会話をしていると時が過ぎるのがあっという間で、そうこうしているとすぐに1時間が経った。結果的に全員が2匹ずつくらい釣って幕引きとなった。
 自分の手で魚を釣るという体験はなかなかないので、それが都心でもできるそのアンバランスさに、私は感動した。それに、平日で人のあまりいない釣り堀で過ごす時間はとても穏やかで、終わった後に充分な満足感を得ることができた。日常が猛スピードで行き交う都会の中で、こうものんびりと時間を過ごせる釣り堀は、なんだか隠れ家みたいで、アンティーカの面々がなぜこのロケーションを選択したのか少しわかったような気がした。

 釣り堀側からの写真を何枚か撮影することに成功したので、イラストとともにお見せしたい。
※無許可での写真撮影は禁止されていますので、スタッフの方に許可を得て撮影しました。スマホで撮影する際は釣り堀に落としてしまう危険性があるので、留意したうえで撮影してください。

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 (少し撮影場所がズレてしまったので、春の桜が散り始める頃に再チャレンジしたい!)

手ぶらで、釣り堀へ

 釣りの初心者でも十分魚を釣ることができる、この都心の最高のロケーションに、読者の皆様にもぜひ訪れていただきたい。留意する点としては、多少水にぬれたり匂いがついたりしても大丈夫な服装を用意するという点である。釣り堀の魚は大変活きが良いため、水しぶきがズボンにかかることがある。魚の匂いも多少ついてしまうので、濡れたものを服タオルや、ズボンを覆うタオルを用意しておいてもよいかもしれない。
 また、リリースの際に、初心者だと魚の口から釣り針をうまく外せない可能性があるので、公式のHPで事前に予習をしておくとよいかもしれない。
 あとは気軽に釣り堀に赴くのみ。突然横から口を出してくるおじさんもいないので、自由な釣りを楽しむことができるだろう。都心付近に住まわれている方は、ぜひぜひ赴いてみてください。アンティーカにシンパシーを感じることができますし、聖地巡礼を抜きにしても穏やかで心浮き立つ体験ができることと思います。

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 最後に、料金やアクセス、釣りのセッティング方法が書かれたHPのリンクを記載して文章を締めたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。また新たに心浮き立つ聖地巡礼ができることを、楽しみにしています。


市ヶ谷フィッシュセンター

アイドルマスターシャイニーカラーズ


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