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縦構図の憂鬱

 写真をパソコンで見る時代になってから、縦構図の憂鬱は続いている。
横幅が広いパソコンの画面は、縦構図よりも横構図の画像を大きく表示できる。このため、ホームページやブログなどでは圧倒的に横長の画像が多く扱われることとなり、縦構図には不遇の時代が続くこととなる。

 画面が縦に長いスマホが世に現れたとき、縦構図たちは大いに期待したはずである。これで俺たちの時代が来る、そう思ったに違いない。しかし、彼らを待ち受けていたのは、さらなる試練であった。

 スマホで使われることを前提に生まれたインスタは、期待を裏切って真四角の画像しか表示出来ない仕様で登場した。長方形の画像を表示できるようになったのは2016年だが、なんと、3:2の縦構図は上と下がちょん切られてしまうという屈辱を味わうこととなる。

 ここ、noteも、相変わらず縦構図には冷たい。縦構図の写真をアップするとパソコンの画面には収まらないため、フォトショなどで加工しなければならない状況が、今でも続いている。

 ジェンダー平等が叫ばれて久しいが、未だに横構図と平等には扱われず、可哀想な状況が続く縦構図。撮るのがチョイと難しい一面はあるけれど、
わたし、縦構図の味方です。