夏目漱石の作品が好きで、よく読んできた。中でも、次に引用する『硝子戸の中』は、朗読カセットブック(のちにCD盤も)まで、購入して愛読、愛聴するほどの作品だ。 ここは、漱石が、彼の持病について、他人から容態を訊ねられたことから、思索したことの抜粋である。読者の自分には、太字の部分が、ものすごく心に響いた。朗読版の日下武史さんの渋い声で、今でも、いつでも、思い出すことが出来るほどである。 誰もが、必ずいつか死ぬ。それを知って、ものすごく怖くなった小学生の時、誰もが、みん
23日の深夜0:30に別居の母が救急搬送されたと、連絡があった。その夜、晩酌をしていた自分は病院に行けずに朝まで、付いて行ってくれた弟とメールで連絡をとった。偶然、自分1人しか家におらず、全く動けない。幸い、24日の日中に見舞うと命に別状なく、ほっとした。
ああ、急に秋の終わりのように気温が下がる。
大学ノートといえば、コクヨのキャンパスノートがある。もちろん、他にも、優れたノートは、たくさんあるので、campusノートをひたすら礼賛する記事ではないです。 個人的な思い出があるノートとして、書いています。 このリンクにあるように、1975年に誕生したcampusノートを当時、中学生だった自分が使い始め、結局、今に至るまで、他のノートも併用しつつ使い続けているのです。 他のノートに比較して、どうして、自分が使い続けているかというと、その丈夫さと書きやすい紙質だと思います
図書館で、借りて一気に読んで、じんわりと自分の心が、なんとも言えない青春時代に戻ってしまった。別に自分は、ニューヨークに行ったこともないし、仕事もイラストレーターではない。でも、 安西水丸さんの90%は事実ですというこの小説には、あの頃がわかるだけに、キュンとなった。 ああ、こんな気分は読書だけが、連れてきてくれる。 そして、そんな本は、絶版です。
また残暑が来た。蒸し暑い。
柴崎友香さんの『百年と一日』です。 どう言えばいいかな。 短編集と言うか。 小品33編である。ネタバレな表題を読んで、読んでいくと当然だが、ネタバレから逸脱はないのだが、面白い。百年にもわたるような三世代にもわたる物語が、僅か数ページで、深く語られる。 とにかく自分は、ネタバレな紹介はしたくないので、こういう表現しかできないが、雑誌「ちくま」に連載された頃も、読んでいたのだが、初読のように(全く忘れていた)楽しく読めた。 こういう本に出会えると、美味しいお酒の銘柄を一つ知
体感時間という方が良いかもしれないのですが、自分は経験上、こんな風に感じていますが、みなさんは、いかがですか? 休日(勤めている日も似ていますが) 朝10時までは、時間の進み方は遅く感じる。 「まだ、9時だ。」 10時から正午迄は、少しずつ時間の進み方を速く感じ始めるが、まだゆったり。 「おっと、11時半か。まだ昼迄、30分ある。」 午後は、どういう訳か、3時が直ぐにやってきて、4時半までは、体感45分くらいに加速される。 「あっ、もう、こんな時間になっている。今日は、
発想とか、アイデアとかには、全く関係ないけど、脈絡もなく関係もない言葉が浮かぶことがありませんか?自分は、あります。そんな言葉をいくつか挙げてみます。 「外から、ドンパチやったって、埒開かないのよね。」 「あたり前田のクラッカー」 「帝尭とうとうしは、帝こくの子なり」 「違いがわかる男」 「御旗楯無 御照覧あれ」 「春すぎて夏きにけらし白妙の」 「荒野は、どこに行っても、僕のふるさとだ。ロンサム.カーボーイ」 「そこ いちりきやのほいのまつドンドン」 「海が見えた。海が見え
誤解を解いておきたいのですが、「おもちゃ」と言う言葉を賛辞として使っています。 これだけ人生を豊かにしてくれて、自分の思いを文字に変えてくれる役割を、深い満足感とともに叶えてくれるものは、そうそうないです。 飲酒後に使っても、事故を起こすこともなく、ガソリンと違って、インクは火災を起こすこともない。いくつかのコレクションを持ったとしても、それほどの場所をとるわけでもありません。 ああ、書き味とかの話から、ずいぶんと離れている。 また、今度にします。
この作者は、NHKラジオ『飛ぶ教室』で紹介されて(番組で高橋源一郎さんと対談)気になっていたので、図書館で見つけて、直ぐに読んだんです。 まあ読んでいて止まらない。書簡形式と言うか、読者は、主人公(女性)が、数人の男性に宛てた手紙を読むことで、状況を掴み、そして女性の心を読むと言う(あまり書くとネタバレしそうで)作品です。 まあ面白いんですね。 これ、読者の年代によって、受け止め方が違うと思うけど、なんだか、こちら(男)の心が見透かされているような感じもします。 暑い日
この言葉は、機動戦士ガンダムの最終回で、アムロ・レイのニュータイプとしての覚醒前の時に、絶望感に押し潰されそうなセイラが、つぶやく言葉である。 まさに、ずっと以前から、人間は、お互いに分かり合えるということが、不可能か可能かで、ずっと悩んできた。ここで、なんだかんだと、書こうとは思わないが、自分は、セイラが選んだ言葉(厳密には、脚本家)が、『便利』という事だった。 便利って言葉に、まかせていいのかな? そう思った。 機動戦士ガンダムの中で、勢いが好きで、ときどき唱えてし
図書館で、あじさいの花をみた。この色が好きだ。 色合いも、違うが、それはそれで味わいがある。大好きなカサブランカの純白とは異なる、この混色の色合いは、変化の美しさだと思う。 今年も気づけば、、今月が過ぎれば、半分終わる。
娘が、なんと3回目のコロナ罹患となった。
北九州市八幡東区の区役所前に、この碑がある。今回の旅で初めて見た。 故郷には、まだ知らないこともたくさんある。
この連休に帰省した。 去年もGWに帰ったのだが、本当に故郷は懐かしい。 今回は若松と戸畑を歩いた。 まだ北九州市に居る。 今日の昼の新幹線で、千葉に戻る。 ゆっくりしたら、つづきを書こうと思う。