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五穀米プロダクションの記憶を巡る【モバマス】

○はじめに

 こんにちは。五穀米プロダクション平社員・たろうです。今回はmobage版「アイドルマスターシンデレラガールズ」11年の歴史…の中を生き抜いた、とあるプロダクションの変遷を巡っていきます。

 前の時代のポチポチゲーとして大往生を遂げたモバマス。筆者が加入していた「五穀米プロダクション」は、プロダクション代表・佐々木裏たぁ氏のことを「CEO」と呼称したり、嫁プロでもないのにフェスを課金して戦ったり、なぜか広報にめちゃめちゃ力が入っていたりと、一般的なモバPとは一線を画した取り組みを盛んに行っていました。

今回は「結局五穀米ってなんなのか」という皆様の疑問に少しでも寄り添うべく、概要的な部分に絞って当プロダクションのことを振り返っていこうと思います。

〇はじめるまえに

 五穀米プロダクションのカタログスペックは上記のとおり。最後はS3の神プロダクションまで到達しました。上から3番目の位なので、エンジョイ集団にしては結構頑張った方なのではないかと思います。そんな感じで以下どうぞ!

○第1章~プロダクション設立とメンバー集結~

○旗揚げの機(2015年3月)

時は2015年。当時高校生であった佐々木裏たぁが稲毛駅の3・4番線ホームでとある事務所を立ち上げます。

 佐々木裏たぁ。当プロダクション設立者で佐々木千枝P。一代で五穀米プロをS3の神プロダクションにまで発展させた経営手腕を持つが、それに反して彼の右腕は極めて深刻な状態にあるとも言われている。行動力とこだわりの化身であり、彼の一貫したプロダクションへの献身は今もなお高い評価を得ている。現在は地下現場という新たなステージにて持ち前の行動力を発揮させており、その活躍と出費は留まることを知らない。今年度の人事異動でだいぶ救われたらしい。

設立当時は新米プロダクションと名乗っていました。のちに「無洗米プロダクション」に改めたのち、2017年秋ごろに「五穀米プロダクション」になりました。

 大型補強で名を挙げるGM・わたあめや、五穀米プロダクション社歌を作曲した音楽理論ガバ男といった身内を次々とプロダクションに招くCEO。次第に佐々木千枝や千葉ロッテ関連の人脈を活用し、タイヤキ氏ローちゃん氏といったフォロワーも引き入れ、その勢力を拡大していきます。

 また、この頃から五穀米プロダクションには砂鳥さんというメンバーが所属していました。この砂鳥さん、CEOと内外で繋がりを持っていないにも関わらず初期から五穀米に加入してくれており、毎回イベントに参戦しては圧倒的な力で何度もチームを勝利に導いてくれました。
 CEOから直接支援依頼を送れない都合上、「ここで砂鳥さんが来たら勝てる」とか「砂鳥さん来たからテンションチャージ入れる」といった状況が定期的に発生しており、同氏のプロメンからの信頼はとにかく絶大なものでありました。いえーい砂鳥さんみてる~!

 プロダクションのベースがだんだんと出来上がってきたころに現在の名称に改名。ここから、CEOの大学進学を機に少しずつ趣が変わっていきます。

筆者ことたろう、ここで参戦です。大学のサークル合宿の帰りの車でCEOから勧誘され加入しました。後続のメンバーが次々と昇進していく中、サービス終了まで唯一の平社員として活動し続けました。現在はこのような歴史書の編纂を行っております
 個人的な話、このころちょうどつかさ社長とネネさんのイベントをやってたので二人にはちょっとした思い入れがあったりします。

 記録が残っておらず正式な時期は不明ですが、2018年夏ごろに猛将・ハタケヤマが五穀米に参入しています(彼のスカウトは筆者唯一の功績といわれている)。ちひろ走りで2000位ボーダーを狙う、ガチャで当てたSRアイドルをマネーと交換してプロダクション増資に全額注ぎ込む、といっためちゃくちゃな行いで五穀米の発展に尽力しました。飛鳥Pとしての見識はわたあめGMと近しいものがあるらしい。

○第一回五穀米プロダクション定例会議(2018年11月)

 五穀米の活動を飛躍させるきっかけになったのが、シンデレラ6thメットライフドーム公演2日目に開催された第一回定例会議。先に挙げた古参メンバーの多くが参加。「五穀米」の括りが現実のものとして現れた記念すべき日といえます(ハタケヤマは行方不明につき欠席)。

 モバマスの入賞を祝ってもらった際のツイート。当プロダクションでは2,000位以内に入るとCEOが表彰します。ちゃんと人数分の卒業証書の筒を発注して持ってきてくれたのですが、CEO曰く「ちゃんとにmixペンラが入る大きさの筒を選んだ」とのこと。
 
(第20回ぷちデレラコレクションの闘いの様子は是非過去記事をご覧ください)

 振り返ってみると、この取り組みは少なからず五穀米プロの知名度向上に一役買っていたのではないかと思います。リアル現場で表彰式をやるプロダクションなんてそう多くはなかった(と思う)ですし。
 事実、この数か月後にあたる翌年初頭にはメンバーの大型補強に成功し、プロダクションとして大きく飛躍することになります。

○わたあめGMの大型補強(2019年2月)

2019年のシーズンオフ。サッカー界隈に強力なパイプを持つわたあめ副代表による大幅補強が行われ、あだっちめんと氏を筆頭とするチーム「あだち軍」から複数の大型メンバーの獲得に成功します。上記はカミキリムシ氏ブリザード氏の参加ツイートだが、それ以外にもアヤメ氏じょりんご氏ふじばやし氏といったメンバーもわたあめGMの交渉により次々と加入。歴史上、五穀米プロの戦力基盤はここに完成をみることになりました。

 この功績を機にわたあめ氏は「GM」の名を得ましたが、この略称を「ゼネラルマネージャー」とするか「ゴミ」とするかで論争があると言われています。

〇第2章~五穀米「公式」企画群、始まる~

 あだち軍の協力を得て、戦力的にも人数的にもそこそこの規模になってきた五穀米プロダクション。機は熟したとみたかCEO、ここから多くの施策に着手し始めます。

「公式スタンプ」

 CEOが卒論執筆の合間に作っていたもの。アニクラでろーりんぐ△さんかくが流れた時のタイヤキが発した「それだそれだ」や、とにかく捲りとして使っていける「おめでとうじょりんご」、相手の反応を選ばず撃てる「すごいメンタリティ」等、汎用性の高い24種の絵柄が揃う形となりました。50コインで購入できるため興味を持った人は是非リンクから購入してほしいです。個人的には「@チェアマン」がすきです。背景椅子はぜったいにちがうだろ

 なお、第二弾の制作がある程度まで進んでいたようですが現在は事実上の制作中止状態となっています。再開の可能性はあるのかは不明ですが、CEOの時間外勤務の状況について今後も注目していきたいところです。


「公式LINE@」

(どうやらnote側の仕様でLINEのQRは弾かれるっぽい)

 LINE@とはLINE社が提供する法人用サービスの一種であり、企業や店舗などが登録者に対し情報発信する際に役立つツールの名称です。これはCEOが「五穀米プロダクションという企業の情報をより多くの人に知ってほしい…!」という思いからサービス開始に踏み切ったものです。

 五穀米プロダクションに関する特定の文言を打ち込むと、登録されてある文章を自動で返す仕組み。プロメンの担当アイドルやプロメンそのもの、メガガブリアスの種族値から女性声優の名前まで幅広く対応していました。以下は一例。

これ以外にも、スタンプカードをコンプリートすることで(CEOとエンカする毎に1ポイント加算)五穀米副代表に昇格できるキャンペーンや、「駅弁」と入力することで駅弁屋でバイト歴があるCEOによるおすすめ駅弁アドバイスを受けることが出来るサービス等もあり、後者は特に便利だった。


※なお、昨年11月に実施した和泉守兼定を巡る弾丸遠征(非note化)の際に「駅弁」と入力したところ何も返してくれなかったので、システムの都合上今は完全にサ終状態となっているようです。悲CEO。

「社歌」

 このツイートをしたわたあめGMがどこまで本気だったのか分からないが、とにかく歌詞が集まってしまいました。

プロダクションメンバーの心がこもったワードたちによって歌詞が完成。この後、CEOが音楽理論ガバ男に正式に作曲を依頼し3か月後に完成したものがこちら。


代々木(よよぎ)は、
1.東京都渋谷区の北部にある町名。代々木一丁目から代々木五丁目までがある。郵便番号は151-0053[2]。
2.代々木駅や代々木公園を含む地域の汎称地名。「1」のほか、元代々木町や代々木神園町、さらには代々木上原地区までが該当し得る。
3.1889年(明治22年)まで存在した代々木村。「2」の地域に概ね合致する。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


筑波山(つくばさん)は、日本の関東地方東部、茨城県つくば市北端にある標高877 m(メートル)の山。筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871 m)と東側の女体山(標高877 m)からなる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「さぁ行け代々木の筑波山」とはいいますが、代々木は東京都の地名、筑波山は茨城県に所在する山の名称であり全く繋がっていません。果たしてこの歌詞でどこに行けというのでしょうか。考えれば考えるほど意味が分からなくて面白いのがずるいところです。今後「これは代々木の筑波山じゃん!」といえるものが世に出る可能性はゼロではないと思うので、その時が来るまでは語り継いでいきたいところです。

 また、なんと中野有香はアイカツとプリパラには登場していません。とはいえ中の人である下地紫野さんは「アイカツ」に出演しているので広義的にみると1%くらいは正しいことを言っているようにも感じます。気のせいかも知れません。


このようなものがまかり通り、ちゃんと作曲されて収録まで完了してしまう点にこそ、当プロダクションの趣が現れていると感じます。なお、CEOはちゃんとガバ男にお金払って頼んだとのことです。


「シンデレラ7th大阪への楽屋花提供」

令和2年2月15日、16日に開催された「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」の開催にあたって五穀米プロダクションで何かやろうという話になり、ティッシュ配りやバトル鉛筆、トレーディングカードゲームなどを検討した結果、紆余曲折あって楽屋花を送ることになりました。

わたあめGMが先頭に立って集金や依頼、広報を的確に行い、無事に楽屋花をシンデレラガールズの皆さんに届けることができました。

 また、デレ7th大阪当日は第2回五穀米プロダクション定例会議が開催され、第1回時点では加入していなかったメンバーも参加し結構な人数が集まりました。ブリザードさんのプレボには物が沢山入っていたし、アヤメさんの身代わりは身代わりしてました。

 ライブ終了後に実施された五穀米プロダクション社員旅行in神戸feat.きゃでは、観光の傍らで演者のSNSを固唾を飲んで見守るプロメン首脳陣の姿がありました。最初はマジでどこにも画像が上がらず、塩見周子役・ルゥティンさんの

このツイートを以て大勝利(大本営発表)とする空気が流れましたが…

小早川紗枝役・立花理香さん、渋谷凛役・福原綾香さんが相次いで楽屋花の写真を自身のブログにアップ!!五穀米の名を全国のプロデューサーの元に轟かせることと相成りました。この場をお借りして、りっか様とふーりんさんには改めて感謝の念を申し上げたい…
 こうして、五穀米プロダクション最大規模の作戦は大成功で幕を下ろす…かと思いきや。最後の最後にまさかのサプライズが!

なんと円盤に映りこんでしまいました。シンデレラの歴史、それも正史を語る上での最重要資料にその姿を刻み、五穀米の名は永遠のものとなるのでした。

〇第3章~サ終と国葬

「プロダクションマッチフェスティバルFINAL」の模様は既にコンステ編で触れたところであった。

イベント終了後、CEOが皆に寄せたコメントをここに紹介したい。

2023年3月30日にmobage版「アイドルマスターシンデレラガールズ」はサービスを終了、それに伴い「五穀米プロダクション」もまた形式上の解散を迎えることになりました。
 2015年に始まった五穀米プロダクション。8年間という決して短くない時を自由に駆け抜けた素晴らしいメンバーたち。モバマスを通して得た思い出には、常に五穀米の姿があったように思います。

令和5年4月。アニメイト池袋本店にて開催されていたイベント「アイドルマスターシンデレラガールズ~ありがとうが集まる場所~」に、筆者も五穀米プロ平社員最後の仕事として参加しました。

 神崎蘭子という人生を変える存在に出逢わせてくれたことの感謝はもちろんですが、プロダクションシステムを通して五穀米の枠組みに出会わせてくれたことに対する感謝もまた、私の中に生まれていました。たとえサ終してもコンテンツの魂は「デレステ」が引き継いでいくし、プロフェスで殴れなくても五穀米の枠組みは見えない形で残り、また新たな出会いを生み出していくことでしょう。失ったものもあるが、それ以上に残ったものが確固としてある。故に「ありがとう」こそ、この場に最も相応しい言葉なのだと強く思いました。

〇おわりに

 いかがでしたか?「タロウのnote」3年目にしてあまりにも身内感の強い内容に正直大丈夫か不安なところもありますが、これもまた筆者のアイマス歴のひとつであるが故どうかご容赦いただきたいところです。

 今回は五穀米プロダクションの歴史をポイントを絞って振り返りましたが、これ以外にもリアル百姓の朱鷺後輩が登場する「闇エクセル編」や落選により道半ばで企画中止となってしまった「コミケ出展計画編」、その他平社員の立場で把握しえなかった事象のあれこれ等…まだまだ構想は尽きないので、いつか再びこのような記事を上げるかもしれません。その時はまた温かい目で読んでいただけると幸いです。

 次回!7月からイベントラッシュに入りますがどの順番でやるか決めてないです!上手く回せればシャニマス我儘だと思います!

-tarou-





 





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