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2023.07.04

SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 “HIMITSU STUDIO”へ。
はじめてのスピッツです。

スピッツ、中学生の頃図書館でハチミツを借りてから聴くようになった。
iQOSみたいにごつい初代のiPod miniで聴いていたね。
私の中のスピッツのイメージはハチミツのアートワークに似ている。

ずっとなんとなく好きで、触れてはいけない存在みたいに感じていてライブに行こうと思ったことはなかった。

けれど、コロナで中止になり行けなくなった数々のライブとか、死んでしまったBERAさん、中止になったコントライブを再演することなく表舞台から引退した小林賢太郎(まじなんなの)を経験して、行ける時に行かないとと思い、今回は行きたいなと思ってた。
ファンクラブにもはいっていないから賭けだけど一般でなんとか奪取できた。(神様ありがとう)

前日からずっと脈が200くらいあった。

座席は当日抽選、2階席の後ろから3番目だった。この日のために眼鏡の度数を0.7から1.2まで上げたけど、ギリお顔は見えなかった。

めちゃくちゃずっとスピッツだった。
次何がくるんだろ〜〜ってわくわく、イントロが流れてみんなどひゃってなる。
すごいね。

新しいアルバムの曲なはずなのに、ぜんぶ昔からの耳に馴染みのあるお友達みたいだ。

アルバムでいちばんのおきにいりは「i-O(修理のうた)」
猫たちが死んでしまうときの歌に聞こえるねって姉とウゥって話してた。
「ちょっと得意げに鼻歌うたってる 頼もしい君に会えてよかった」というフレーズがさいごにでてくる。
わたしも猫たちにはこんなふうに見えているのかもと思うと、猫の前では毎日アホみたいにうんちを褒めたり、猫のうたを歌っていたりしたいなと思える。

わたし、音楽のことよくわからないけどやさしい日本語ならわかる。
わたしが音楽にもとめ続けているのはやさしい日本語なのかも。わたしの中では絵本や詩集と同じものなのかもしれない。
そのままでも飲み込めるし、噛み砕いたらもっと繊細になってわたしたちのからだのなかにはいってくる。カプセルのお薬みたいだね。

うれしくて上ばっか見てたら、
帰り道の月がきれいで、世界に一人ぼっちなきもちになった。

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