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もう一度先代毛玉を抱っこしたい
我が永遠のアイドルあずきさんが母星に帰還してからというもの、初代毛玉の中でもあずきさんはブリーダーさんの所で一目惚れし自ら名付けた毛玉であり喪失の傷はかなり深く、付き纏うかなしみから逃れるために右往左往していた。
失ってから数ヶ月経ち、現存毛玉たちのおかげで喪失感諸々を乗り越え初代毛玉の写真を見返すことが出来る程度には回復していたものの、写真を見る度に募る想いがあった。
もう一度推し毛玉を抱っこしたい
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あずきさんを抱っこしたいんじゃぁぁぁ(ダンドンッ)
じたばたしても仕方がないので実現可能な方法を考えてみた。
とりあえずやった事があるところから攻めるのが良いきがする。
少し前に羊毛フェルトのリアル猫様を見かけたことがあるし、羊毛フェルトも立体も作ったことがあるし何とかなるという謎の自信だけが頼りだ。
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手始めに地元図書館でリアル羊毛動物の良さげな書籍をあるだけ借りてみた(計3冊)。
そのうち1冊はうさぎを羊毛フェルトでリアルに作る方法が書いてあり、骨格的にも近いのでこれを主軸にすることに決めた。
穏やかに眠っている状態を再現したかったので↓の画像をメインモデルにすることにした。
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資料は揃ったものの、骨格はうさぎとラットではそこそこ違うので、Web上にあった骨格図をiPadで実寸に引き伸ばしたりあずきさんの写真を元に土台のバランスを何となく取る。
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更に、抱っこした時のいのち感が欲しかったので10円玉を仕込むことにした。
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10円玉が1番費用対効果(重さ)が良く、これのおかげでジャンガリアンハムスター約1匹分の増量に成功した。
ついでに何となく書籍チュートリアルうさぎの倍以上の肉付けもした。
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いいかんじだ。
このまま良い感じに進められる…そう思ったのもつかの間、うさ氏と毛玉の決定的な違いに直面した。
ふぐりと手足の生感だ。
個体差はあれど、毛玉の手足はあまり毛が無い。その代わりハリがあり肉球もツヤツヤしている。
ついでにあずきさんのふぐりはωの先にかけて徐々に毛が薄くなり、先端はピンクのツヤツヤふぐりであった。
これを再現せねばあずきさんとは言えない…
諸々を考慮した結果、付け焼き刃だが樹脂粘土と小手先の手法を試すことにした。
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手足パーツを乾かす間に目元中心に顔の土台を作る。
ここは上から毛皮を被すイメージで、Twitter上で見かける美形スキニーラットの画像を見て顔全体を整えた。
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手足パーツに適当に血色と毛感を描いたりぼかしたりして整えてから本体に装着。
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からの植毛。
晩年の模様を意識しつつ色を混ぜつつ長めに植毛してみた。結果、どこぞのクルエラっぽくなった。
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なんやら不必要にゴージャスになってしまった分容赦なくトリミングし、コームでいい感じに整えたら完成だ。
10月某日午前11時、撮影には最高の日の加減だ。
手持ちの最高機器CanonKissを従え、在宅業務中に中抜けを宣言し撮影に励んだ結果がこれだ。
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生身の毛玉では無い分撮影時には存分に光源を取り入れることが出来た。
足りない分はまぁフォトショマジックでどうにでもなるし。
neoあずきさんを完成させてみて、やはり可愛さは実物には及ばないものの、自分で作ったという事もありなかなか愛着が湧いている。
生身の毛玉と違い100均のぬいコスチュームを着せられるのも良い。
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今回の製作で毛玉人形製作のなんとなくの道筋が出来た。
初代毛玉2の煎茶さんもそのうち作りたいと思いつつ、前回気に入らなかった手足の試作残骸が今も日々増えている。
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