心から嬉しい年賀状 湧き上がる想い

育休後に担任した当時1年生の教え子から年賀状が届きました。
毎年喪中でも送ってくれて、今年で6枚目。
しっかり者で、がんばり屋さんのその子は、4月から中学生です。

月日の早さを感じながらも、年賀状の写真ですっかり頼もしく成長した姿を見て、嬉しいかぎりです。
教師を退職して4年が過ぎましたが、補助教員として現場にいられ、我が子との時間も確保できる今の環境に感謝しながらも、復職はいつも頭の片隅にあります。
子どもとの関わりは大変ながらもやり甲斐のあるものです。

日々の授業の教材研究、学級経営、会議(資料作成も含む)や校務分掌、行事の立案・進行、アンケート調査や提出資料等、勤務時間以内では終わらない仕事量が家庭を犠牲にしていることは明確なのに、教育にお金をかけず(人を増やさず)、現場に負担を強いる文科省の姿勢に、退職した今だからこそおかしいと感じ、復職をためらう次第なのです…。

また、実際に大変な親御さんもいることは事実なので、スクールロイヤー等、第三者機関も各校に配置し、全て担任が抱えて何とかする!という仕組みを変えるべきです。

保護者の価値観の多様化を肌で感じているので、これからはより大変になってくるでしょう…
共働きで余裕の無い家庭も増えてきました。
家庭の協力が得られるお子さんと、そうでないお子さんとの差は本当に大きいものがあります。
グレーゾーンの児童へも、2次障害とならないよう、きめ細かく対応する為には、こちらも準備する時間が必要です。

子どものしつけや指導も一筋縄ではいきません。
大変なクラスを持つと、上記の仕事+保護者&児童の個別対応で激務極まりないのです。
授業に集中させて欲しい!
教材研究できないまま、教壇に立ちたくありません。

小学校でも英語や音楽、体育など、教科担任制にして担任の空き時間を確保すれば、持ち帰り仕事も減り、人間らしい生活を送ることができると心底感じます。
育児や介護を抱える職員も融通がききやすくなるので、教科担任や専科を増員して週の持ち時間を減らすべきです。
人件費の予算がないなら、給料が多少減っても、持ち帰り仕事が無くなるのなら、残業代も出ない現状より昇給したようなものです…。

GIGAスクールに多大なお金をかけていますが、更新や維持費、管理(これも教職員?)はどう考えて進めているのでしょうか…。

免許更新(この制度も心からいらないと思いますが)もしましたし、教員採用試験、受け直して復帰したいのだけれどな…。
退職した今の立場だからでしょうか…国の進め方に不信感を持ってしまうのです。

教え子たちからの年賀状を見ると、復職への気持ちがもくもくと湧き上がりながらも、またあの激務でわが子にしわ寄せがいってしまうことを考えると、復職はできないので、そのジレンマで悶々としてしまい、こんな長文となり、失礼しました…。

今年の3月、卒業を迎える教え子たちに祝電を贈ったら、教員時代10年間に担任した子たちは皆、小学校を巣立っていくことが感慨深いですが、これからの日本を支えてくれる、優しくて粘り強く前向きに取り組んでいく子たちばかりなので、頼もしいかぎりです!!

応援しながら、自身もまずは、今の環境でできることに精進していくぞ!という気持ちでポストに返信を投函してきました!!!

自分の考えをアウトプットして、誰かに見ていただけるって、幸せです! 拙いながらも、今の自分にできる記事を書き続けられるよう、精進します!!!