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RSC スペルウィッチ 1試合徹底解説

どうも、someです。

前回RSCのスペルウィッチの記事を書かせてもらいました。

構築やマリガン、おおまかな戦略について書いていきましたが、今までウィッチを扱っていない方にとっては、カードの使い方やプレイ順などで不安に思うことがあるのではないかと思います。

今回はとある1試合をマリガンからリーサルまで、私の思考とともに解説していきたいと思います。

プレイの選択肢はたくさんあります。「これが正しい」というものではないので、参考程度に見てください。


それでは本編。

まずは、デッキから。

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この試合ではこんな内容のデッキを試していました。アルティメット・マジックを手に入れやすいように意識した構築です。


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相手はネメシス。最近はマグナゼロネメシスが主流になっています。機械ネメシスであってもマリガンに大きな差異はありません。前回記事の内容と同じように安定志向なので、フューチャービジョンのみキープします。画面には映ってないですが、後攻でしたので、エレノアをキープすれば美麗なる術式が手に入りますが、スペル7種類に到達しやすい構築に寄せているので、それを手に入れるよりもドローソースやパワーカードを狙った方がよさそうです。


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マリガン後、1ターン目です。相手はアイアロンをプレイしました。マグナゼロまたは機械、どちらかの判別はまだ出来ません。

こちらのプレイする選択肢ですが、プレイできるカードはどちらも手札枚数を減らします。アリステラは使う意味がないので、マーシャルゴーレムをアクセラするかどうかを考えます。2ターン目にプレイするカードが現状ではフューチャービジョンしかなく、そうした場合に3ターン目の動きがトップのカード次第になります。

マーシャルゴーレムを1ターン目にプレイすれば、2ターン目にフューチャービジョン、3ターン目に石英の魔女という流れが見えてきます。フューチャービジョンは出来る限り3ターン目にプレイし、2ドロー効果を期待したいですが、現状の手札では仕方ないところです。


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2ターン目です。相手はアイアロンを再びプレイしましたが、機器による設計もプレイしていたので、マグナゼロで確定しました。

2ターン目にプレイするカードは、フューチャービジョンの予定でしたが、ターンドローでマジックミサイルを引いてきたので、マジックミサイルを使います。フューチャービジョンを3ターン目に回せるようになりました。

ここでひとつ、注意はマジックミサイルを使ってすぐにターン終了ボタンを押さないこと。そのドローがイザベルだった場合、融合するかどうかの検討が必要になります。


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3ターン目です。

先ほどのマジックミサイルのドローはジオース。ターンドローはゴーレムの錬成です。駿馬も出ていますし、3コストの石英の魔女をプレイしても盤面的に強く見えます。

ただ、このカードはスペルをプレイすることにより、コストが下がっていくカード。スペルブーストを重ねて0コストで使用した方が当然バリューが高いです。なので、当初の予定通りフューチャービジョンをプレイしました。残った1コストについて、アリステラを場に置くかどうかになりますが、マグナゼロネメシスは大型のフォロワーが出てこないので、処理札としての運用はせずに場に出しました。

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ラストワードでスペルブーストをする効果があるので、ターン終了時にフューチャービジョンでドローしたカードにもブーストがかかる可能性があります。駿馬があるので、相手の細かな盤面にも十分に付き合えます。


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4ターン目です。相手の共鳴になった回数はすでに5回になっています。

ここからはスペルブーストされた手札も気にしていきましょう。ジオースが2枚あり、オウルキャットは少なくとも1体出せます。1コストの石英の魔女は0コストにしてから使いたいので、このターンの4PPは2コスト2枚で動くのがスムーズです。現状の手札では、ルーニィ、ゴーレムの錬成、石英の魔女がありますが、そのプレイする順番は大事です。

①ゴーレムの錬成→石英の魔女→ルーニィ:0コストの石英の魔女によるドローで別の2コスト以下のカードが引ければ、ルーニィを温存することが出来ます。

②1ブーストルーニィ→石英の魔女→ゴーレムの錬成:ルーニィが2枚あるので、1枚をドローカード兼スペルブーストカードとして考えるプランです。残り2PPまでに2ドロー出来るので、最後のゴーレムの錬成をプレイするかどうかに選択肢が生まれやすくなり、プレイの幅が広がります。

現状の手札からはドローソースに乏しく、ルーニィに十分にスペルブーストがかかる前に手札が枯れていく可能性が高く感じたので、②の順番でプレイをしていきました。

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2ドローした結果がこちら。残り2PPで一番強く使えるのは、ゴーレムの錬成になるので、予定通りのプレイとなりました。ここで注目してほしいのが、最初の2ドローにより次の石英の魔女を引き込めたこと。そして、その石英の魔女に対して、このターンの内に2ブーストがかかること。

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①のプレイ順では、ナイフトリックに2ブーストはかかりますが、石英の魔女には0ブーストの状態でターンを終えてしまいます。この差は次ターン以降の動きに大きく差が出てきてしまいます。

2枚目のジオースにも5ブースト目がかかり、オウルキャットが2枚出せました。盤面も十分に強いですね。石英の魔女が進化をしているのは、ユアンへのケアです。その他、ガジェットユーザーのケアにもなります。手札に進化をしたいフォロワーがなく、後攻でもあるので、進化権は躊躇せずに使いました。

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5ターン目です。思った以上に相手の返しが渋く、逆に動きづらかったターンです。引き続き、ジオースにブーストをかけて盤面押しを続けていきたいです。3ブースト出来れば、ミストドラゴンが出せます。しかし、相手盤面の体力は1。マイザー進化による0コストラピッドファイア、ナイフトリック、石英の魔女の3つを同時にプレイすることは叶いません。このターンに出てくる1枚目のミストドラゴンは諦めて場外へ葬り去ります。それよりも、のちに出てくる光輝ドラゴンやジオース本体に期待しましょう。

なるべく盤面を強く使いながら、ドローしながら、スペルブーストをしていきたいので、場のルーニィはクラウドギガースに攻撃。余った2つの盤面で動きます。まずはナイフトリックで石英の魔女のコストを下げてからプレイ。マジカルリスを引きました。

残りの2PPでマジカルリスをプレイすれば、1枚目のジオースが10ブーストに達成しますが、盤面が埋まってミストドラゴンは場外。または、2PP残してターン終了も考慮しました。ルーニィへのスペルブーストも早く進めて打点に変えたいので、ミストドラゴンに犠牲になってもらいます。

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ドローも進めたことにより、イザベルに1ターン早くたどり着けました。

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現時点のスペル種類は5種類。ラピッドファイアは次ターンで使用できそうなので、残り1種類。まだ、知恵の光を使ってないので、次ターンに融合すればそのまま使って7種類到達です。

相手の盤面処理が間に合ってないこと、ラピッドファイアを手に入れたい、ルーニィの打点・回復でリーサルまでの押し込みをしたい。このような考えから、スペルブーストが少ない方のジオースを融合しました。

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さて、6ターン目が来ました。相手は素直にスピネをプレイして盤面に付き合ってきた形です。マグナゼロネメシスの回復カードは、スピネから出すブリッツアーティファクトと、記憶の軌跡くらいです。そして、次の相手ターンで一番強いのはマグナゼロをプレイして、打点を稼ぎ、8ターン目でのトレランスフィニッシュです。今回の試合では、共鳴ずらしはうまく進められていない様子だった(させないように盤面展開できていた)ので、その流れでも怖くはないですし、マグナゼロのプレイと回復を両立することが不可能な構築ですので、後攻の場合は6ターン目までにリーサルを見据えた攻撃やバーンを重ねていくことが大事です。このターンがそれに当たります。

まずは、アルティメット・マジックを手に入れるためにスペル7種類への到達。そして、相手のリーダー体力を10以下にすれば大きく勝ちが近づきます。

目標を達成するには、マイザー経由でラピッドファイアを手に入れてプレイする。イザベルに1枚融合で知恵の光を手に入れてプレイする。ルーニィのスペルブーストが7回を超えるのでプレイすることで3点バーン。最低限それらが出来れば十分です。

私はこのターン、何を思ったかマイザー駿馬マイザーから入ってしまい、フォロワー融合は残りのジオースを使っています。この手順でも先ほどの目標を達成できます。ただ、無いと分かってはいますが、相手がマグナゼロではなく、延命重視のプレイをしてきた場合に大いに裏目です。最後まで気を抜かないことはシャドバでは大事です。

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そういうわけで、7ターン目は予定通りマグナゼロをプレイされました。

共鳴調整が不足して全体3点ではありましたが、10点であっても結果は変わりません。ユニオン・マジックを使い、アルティメット・マジックでリーサルです。ちなみに、イザベルへの融合をすれば3回目になるので、紅蓮の魔術が手に入る状態なので、最大打点はこのターンで13点になります。


〇まとめ

このような流れでマグナゼロネメシスを相手に勝ちました。相手の動きが理想的ではなかったと思いますが、スペルウィッチとしてのドローの回し方、スペルブーストのかけ方などの点で、特徴が表れていた試合だったのでピックアップしてみました。

プレイしていくポイントとしてまとめると

・基本的には先ドロー。

・スペルブーストでコストが下がるカードは後から使う。

・どこまでスペルブーストをかけて強く使うか考える。

こういった点を意識してプレイ順序やドローの受けなどを考えていくとよいと思います。最初はなかなか難しいですが、プレイしていくうちに慣れますし、感覚的に身についてきます。ドローをたくさんする分、トップ頼りになる部分はあり、右手が強くないといけない部分もありますが、その反面ほしいカードに在りつける可能性も高いクラスだと思うので、自分が組んだデッキを信じて戦ってみてください。



最後まで閲覧いただきありがとうございました。また、好評をいただけましたら、ノートにまとめて書いてみますので、ぜひいいねやコメントをお願いいたします。質問やご要望も受け付けています。それでは、また。

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