大堀相馬焼協同組合は、2018年度より浪江町地域おこし協力隊制度を活用して外部から人材を呼び込み、次世代を担う職人の育成を行っています。これまで1名が「卒業」して職人として自立を果たしたほか、現在2名が福島県内2つの窯元の下で修業しています。 そのうちの一人が、2022年1月に着任した山口明日香さん。陶芸は初心者でしたが、モノづくりの夢を諦めきれず、思い切ってこの世界に飛び込んだといいます。2か月後の3月4~6日に開催された恒例の「大堀相馬焼 春の新作展」では、人生初の作品
「大堀相馬焼 春の新作展」は、窯元たち自慢の新作の展示だけでなく、定番商品・限定商品の販売を行う「せと市」も兼ねた一大イベントです。東日本大震災後、各地に散らばってしまった窯元たちが一堂に会する数少ない機会として、福島空港を会場に2013年から毎年開催し、多くのお客様で賑わってきました。 残念ながら新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、2021年は規模縮小を余儀なくされましたが、第8回となる2022年の新作展は、感染対策を行った上で通常規模で実施。3月4~6日の3日間