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ネットラジオに出演する事になった話

知り合いの方から、ラジオパーソナリティの方のお繋ぎを頂き、なんと明日ネットラジオの収録をする事になった。

どうしよう。前回のnoteであんなに自分は喋るのは下手だと主張していた私が。なんてことだ。これは現実だ。とっても怖い。しかし素敵なご縁だ。

怖い怖い言っていられないので、話す内容をまとめるためにここに記録して、『ボクらの時代』などを事前に観たりして予習しておこうと思う。


打ち合わせで話をしていた時、そのパーソナリティの方から『ここの部分を中心に話しましょう!』と言われたエピソードの箇所がある。なんと私の高校時代だ。とんでもなく恥ずかしいし、出来るなら最新の部分をピックアップして欲しかった。だがそれは決まった事なので受け入れるし、どこかに焦点を当てて頂けるなんて大変光栄な事である。受け入れよう。受け入れたので、高校時代の話を中心に、そこから発展して喋る事になるであろう他の質問を記録していく。


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・高校生の時にめちゃくちゃ上手い絵を描く友達がいて、負けられないと思って、テスト前や部活の時以外、朝4時頃まで毎日クロッキー帳に絵を描き続けていた。午前中の授業で寝てしまう事もあったが、人並み~教科によってはそれ以上の成績は取る事が出来たので無事に進級・進学もする事が出来た。

・友達に誘われて初めて創作イベントに出展する事になった。イラストのポストカード、オリジナルのマンガ冊子など、自分の絵が売れる体験は斬新で感動的だった。売り上げは雀の涙ほどしかなかったが、絵の上手い友達はそのイベントでとても人気で、すぐに商品が完売していたので余計に私の競争心に拍車がかかった。

・マンガ研究部、美術部、軽音楽部と3つの部活を掛け持ちしていた。(自然科学部にも入っていたが天体観測が出来たので満足して+多すぎると思ったので辞めた)。大学に入ったら、運動部と文化部が融合されていて、尚且つ実践的な部活が良いと思って演劇部に入ろうと思い、その後無事に叶った。


--------その他、何を聞かれたか思い出すために箇条書きにしていく。--------


・なぜ、どんなタッチでも絵を描き分ける事が出来るんですか?

・自分の中で描きやすいタッチはありますか?

・社会人になってから今までで、苦労した事は?

・独立した経緯は?

・今後、したいお仕事や目指していきたい方向性はありますか?

・聞いている方にお伝えしたいメッセージはありますか?


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以上、この投稿は完全なる自分のメモにもなっているため、明日はこのnoteを電車に乗りながら見返す事になるのが目に見えている。電車の中でイメトレしながら小声で練習するのだ。常時マスク着用の時代になった事でこんなにも救われるとは思わなかった。そう、マスクがあれば、口の動きが目立たないのだ。


なぜパーソナリティの方が数ある私のエピソードの中で高校時代に注目したのかはわからないが、自分の事を知られるのはとても恥ずかしいし、大した事がないため申し訳なさに苛まれるのでとても苦しい。その感情が芽生えてしまう事は防げないので仕方がない。

こういう思いを抱えている方は、おそらく多くはないが、少なからずはいると思っているのでまだ安堵できるが、ほぼその事実は公に出されない。『恥ずかしい』『申し訳ない』『怖い』という感情を出さない事で、『私を見て!』『すごいでしょ!』『頑張ったの!』という太陽の元、きっと、見つけられないように陰を探して潜んでいるのだ。プロの文筆家ならば、この闇属性をも気質として1つの魅力にする事が、出来るのだろう。


自分を知られてしまう事は恐ろしかったが、イラストレーターとして独立するという道を選んだ以上、前に進まなければ欲しい未来は訪れない。恐縮だが例えるなら、ピカソとゴッホの例がある。

上記リンク内には、こう書かれている。


なぜ、ゴッホは生前にはまったく日の目を見ること無く、
死後になるまで評価されることがなかったのか?

それは価値を広め、理解してもらう能力の差。

価値とは人に認められてはじめて生まれるものであり、
人に受け入れられなければその価値に意味はありません。


人に受け入れられやすい制作だけをしていたら、クリエイティブの世界が偏ってしまう、というニュアンスの発言を最近Twitterで目撃した。憶測だが、偏った中で細分化するか、カルチャーから縁遠い所で自由に制作をする人がいるかの二極化するかもしれない。大手のパトロンがいるか御曹司か宝くじ当選者でない限り、人に受け入れられるか受け入れられないかわからない制作を長く続ける事は難しいだろう。そうなると、自分のしたい制作=受け入れられやすい制作に直結するクリエイターは、世の中から重宝されるのだろうとも思う。


どちらかといえば私は大衆寄りの考え方をしていないと思っているので、生まれた時代が違っていたら全盛期のガロを読んで漫画家になる事を目指していたかもしれない(ガロ=マニアックな雑誌との表現が某サイトにあったため)。内田春菊先生も好きだし、そう言ってはいるが王道のジャンプも好きだ。あくまでも好みの傾向の話である。


『価値とは人に認められてはじめて生まれる』


明日の私の話が、認められるかどうか、受け入れられやすい内容で話せるかどうかは定かではないですが、貴重なご縁を頂いたパーソナリティの方には大変感謝しています。後編で、実際に話して気付いた事などを残そうと思っております。(追記※どこかで後編的な文章を残そうと思ってます。)話す内容さえ決まっていれば、あとはそれは空気に乗せるだけでいい。何事も予習が大事。日付が変わったので今日はここまで。。


Instagram@somattter 加鹿 稚乃

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