noteを書いた事がないイラストレーターの話
初めまして、加鹿稚乃(かしかちの)と申します。
美術系の中学~高校、美大、アパレルの専門学校、社会人経験を経て、
人物イラストレーターとして2020年から独立しました。
イラストに興味のある方は上記に記載のリンクからどうぞ。
ここからは私の過去の話など、が始まります。
幼い頃から話すことが苦手で、ずっと『私は話せない分絵で気持ちを伝えていけたらいい』と思って過ごしてきました。そんな世界あるわけないのに。
人とのやり取りで困った事があったら全部『私は話すのが下手だから』という理由で片付けて過ごしてきました。問題を先送りしているだけ、という現実に目を向けず。
私が高校生の時、魔法のiらんど等で作成するホームページが流行りました。画面上だけで動くペットのハーボットがまだ生きていた時代です。その頃は『ツールだけで簡単に作れるホームページって何かダサいな』と思ってhtmlを勉強し一から自己表現の場を作りました。2021年現在、時代が変わってWixやWordpressで作るのが主流になり、今は追いつけていない私がダサい存在になっています。一番言いたかったのはその点ではなく、その頃から私はネットでの自己表現を細々と続けていたという事です。ホームページの履歴を確認したら、今月で14年目でした。この記事のヘッダー画像も当時のホームページのトップ画像です。今見てもダサい。東京卍リベンジャーズの主人公が過去に戻った自分の髪型を見た時とたぶん同じ感覚かもしれません(1話参照)。そんな中でも、お絵描き掲示板で描き込みし合いっこしたり、しぃペインターで絵日記をつけたり、ネット上で知り合った方とリンクを貼ったりして、当時は交流を楽しんでいました。
そんなダサい私は、物心ついた頃からおしゃれな物・事・媒体に対して強固な憧れを持っていました。にも拘わらず、今流行っている物を身に着け、話題として話し、注目のスポットに軽々しく行く事に疑問を持って過ごしていました。難儀ですね。『流行っているから行く=短絡的』だと当時は思っていたんです。『おしゃれ=流行っているものに自分を染め上げる』行為だと勘違いしていました。自分を無くす事がきっと怖かったんだと思います。そしてもう一つ気付きました。苦しむ事もなく上手く喋って笑って、おしゃれを楽しんでいる人達に嫉妬していたんだと。
『おしゃれな絵が描けるイラストレーターになれば私もおしゃれになれる』これこそ短絡的な考えでしたが、今は、『おしゃれ』の概念について深堀りする良いきっかけになりました。『おしゃれ』の概念は人それぞれで、どこかの有名な人たちが定義したもの=正解ではないと考えます。目の当たりにした作品(服、音楽、雑貨、インテリア、建築物など)に込められた知識と感性がその時代の人の心に響いた時、数ある形容詞のひとつとして『おしゃれ』という言葉で表現されるのではないでしょうか。ただ、芸術作品をおしゃれというのは、私の中でナンセンスだと感じています。唯一ロートレックの絵画はそれに近いと感じますが、恐らく私の概念と描写された表現に内包されているものが近かっただけ。大切なのは内包されている知識と感性、かと、内省しました。(もちろん、それを表現する技術も必要ですが、)
話す事が苦手なダサい今の私は、イラストレーターとして内包されている知識と感性を表現し、『おしゃれ』と言われるようになるのか?
答えは、『今すぐはNO』です。
なぜなら、『そうなろうとする努力が圧倒的に足りない』から。
『おしゃれなもの』『流行っているもの』『売れているもの』にはおそらく、明確な理由があります。時代に合わせて市場をリサーチ・先読みし、その商品(概念=内包されている知識と感性)を打ち出し流行らせようとしているからですね。『おしゃれ』と定義されたものは、個人にとっての正解ではないかもしれないですが、市場にとっては正解になります。それで経済が動き、時代を創る事が出来るから。そして消費され、新しい流行が生まれ、循環していきます。私の中では今はそう認識しています。
その循環の一部に私はなりたい。
その為に、そうなろうとする努力を圧倒的にしようと決めました。(定期的に読んで初心を忘れないようにしたい。。←予防線←弱メンタル)
昔の私は自分を無くす事、自分を染め上げる事に対して嫌悪感を抱いていましたが、今は、自分を無くさずとも染め上げる事に対しては好意的な感情を抱いています。なぜなら、そこには圧倒的な知識と感性が内包されていると考えるようになったから。高校生の私と比べたらきっと成長している。そう信じて、これからも成長し続けたいと考え、このnoteを更新しました。
きっと数年後の私が見たら恥ずかしくなる事でしょう。否、そうなっていて欲しいと私は願ってます。
その時の私は、2021年の今の私ではないから。
ここからは、このnoteのタイトルの話。
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『 only (space) days away 』
space = 空間、宇宙
『あと (空間、宇宙)日 しかない』
感覚で、伝われば良いなと思うのですが(なんというエゴ)
『無限と思われる時間は有限である、だから1日1日を大事に過ごそう』
という意味が込められています。
みなさまそれぞれ大事な時間を持っている中で、見つけて頂いて、ここまで拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございます。これからも、知識と感性を磨いて、誰かの心に残る作品を作り続けていこうと思います。
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冒頭に、話す事が苦手な事を述べました。そこで文章を書く能力を向上させることが、話す能力を向上させることにも繋がっているのかどうかを調べた所、少し、繋がっているみたいです。
知識はメンタルを救う。。(私の人生のテーマ)
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