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未知に踏み込みつづける道<韓氏意拳>

「韓氏意拳」
韓さんの意拳

ひもトレ発案者である小関勲さんの講座に参加

韓氏意拳の特徴は
・型がない
・力を使わない
・考えない
・繰り返さない
・イメージしない
・リズムを取らない

この「ないない尽し」の中で生まれる動きは常に「未知」の領域に踏み出しつづける自然運動をテーマとした動きになる

動きの一瞬一瞬を身体の中で感じつづける中でこの「ないない」の約束から外れている自分を見つけ、その都度手放す

自然と向き合えば向き合うほど見えてくるのは不自然
自然の中に溶け込んでいよう、と思えば思うほど見えてくるのは社会的人間らしいエゴのように。
コンピュータのような人工の不自然なものでも、その中身は数学などの自然の原理に基づいて働いている
陰陽図が見えてくる

これらの本質的とも哲学的とも言える概念を動きとしてやっていくのが意拳

身体の外に意図(重心)を置く
身体や動きは意図ではなく、その目的を果たすための最短のツール

等身大の過不足のない自分の動き=自然体での動き

自分の身体の中が意図になり動く時、目的に向かっているこの身体は永遠に目的が果たされない状態を保つことになるのではないか

目的に素直に手を差し出せば、できた時ほど自然なため手応えはなく、そのまま受け取る円の動きになる

空気を触り続けた手は暖かくなり、次第に体全体が空気との親和性を増し、身体を纏う空間丸ごとの動きになる
それは守られているという状態

韓氏意拳では「守る」ための動きから生き物としての動きを自然な軌道、自然な構造を身法として学ぶ

 

お昼から夜までの稽古の中で、頭で考えていたあれこれが小さく思考がシンプルになってきて、帰る頃には我ながら潔い声が出ていた

翌日は前回も経験済みの頭がぼーっとして働かない状態
きっとこの間に神経回路が組み変わっているのじゃないか、という希望
そして身体の動き方がなんだか違うような、身体の動き方が「動かそう」ではなく「動く」状態になったような

小関さんに「身体の動き方が変わったように感じます」とお伝えしたところ
「本当の意味で新しい体験は、全てが変わっていきます。すべてが変わるから変わったと感じないという場合もあります」とお返事をいただいた

「変わった」という願望込みでの観察は未だ「変化していない」自分の視点からのものなのかもしれない。

韓氏意拳の講座でも自分のテーマに添うような本質的な話に、私は怪しいと思いながらも嬉しくてついニヤニヤしてしまうのだけれど、このお返事を読んでまたニヤニヤしてしまった

『クラニオセイクラル〜マインドフルに本来の自分に戻るセッション〜』
total therapy salon SOMATTICA(ソマティカ)
https://somattica.com/


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