Homeostasis(恒常性)というイベントについて

はじめに

皆様、お疲れ様です。
最近、睡眠時間は減っているものの、以前より活力は増している私です。

先日、私が所属しているバンドから「Homeostasis」というイベントの開催を告知させていただきました。

私個人のXアカウントで発言しましたが、この「Homeostasis」というイベントは、日程の相談以外の全ての運営を私1人で行っています。(正確には Live House nano をお借りしてご協力いただいています。)
勿論、メンバーにやれと言われてやっているわけでもなく、そういったヘイト故の発言でないことは誤解の無いよう、よろしくお願いします。

イベント立案の経緯

いつも見に来てくれる人たちには、ほぼ悲報、一抹の朗報になるかと思われますが、2024年4月から、メンバーの生活環境が大きく変化し、伴って以前のようなペースでの活動が難しくなり、恐らく2025年度以降からは更にペースが落ちることが予想されます。
ただ、そうなることが原因で活動休止や解散が起こることは今のところは無さそうです。

メンバー一同、例えば年1回だけライブするバンドになったとしても、活動休止や解散とは言わず名前は残しておけば良いという共通見解なので、そこら辺の悪い知らせがあった時はよっぽどのことがあったんだと思ってください…

とはいえ、ここ何年か50-90本前後のライブをこなしてきた我々が、年1回のライブだけで満足できるはずもないだろうという予想と、しかしながらフレキシブルにブッキングライブに出演することも難しくなりそうという懸念の末に、今更ながら自分達で定期的に楽しい日を作ろうという話がふんわり出てきました。

ただ、今年で結成9年目を迎える我々ですが、過去この手の話がまとまって成就することは殆どありませんでした。それはひとえに各々の怠惰が原因としか言えなかったと思います。

もうそれなら、自分がどれだけ辛い思いをしても、キャパオーバーな時期であっても、バンドの為、自分の為に、私主導でやれること (企画、ブッキング、フライヤー作成 etc…) をやろうと思い立ち計画を進めることにしました。

半分は私のエゴかもしれませんが、きちんと来てくれた人も楽しんでもらえるように色々考えた結果、思いついたのが「Homeostasis」でした。

Homeostasisについて

定期的にイベントをするにあたって、コンセプトが無いと持続して開催することは難しいと考え、まずはそこを固めることにしました。

ありがたいことに、私自身、年間100本超えのイベントに関わらせていただく生活を2年間続けることができました。

その中で感じたことの1つに、初見はめちゃくちゃ良かったバンドが、次に見たときには予想を超えてこない時があるというものがありました。

これはそのバンドが悪いわけではなくて、私自身の好みやハードル設定のミスが原因だとは思いますが、事実その上で2回目以降も最高を更新してくるバンドも少なくはありません。

そういったバンドは恐らく、本当に常に最高を更新し続けているが故にそう見えたのだと思います。
私はそこに、最高と思い続けられるバンドのHomeostasis (恒常性) を見出し、そんなバンドたちと切磋琢磨し合えるイベントをコンセプトに掲げ、タイトルを付けました。

Homeostasis (恒常性) は
生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向
生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質

Wikipedia

という所謂、生物学・生化学の用語です。

このイベントは、今まで仲良くしてくれているバンドや、特に私が他のバンドのサポートなどで出会った、今までとは違う界隈で活躍するバンドたちと積極的に組んでいこうと考えています。

そのコンセプトの性質上、私がライブを2回以上見た上で、最高と思い続けられるバンドしかオファーをかけないと決めています。
実は、1回しか見られていないけれどもオファーをかけたいバンドもいますが、ちゃんと2回目を見てから判断したいと思っていますし、その為にしっかり現場に足を運びます。

と、めちゃくちゃ偉そうなことを抜け抜けと申し上げた訳ですが、ライブ年間100本超え生活を2年間続けた自分の審美眼でもって、お客さんに満足してもらう為、自分たちの活動の火を絶やさぬ為に必要なコンセプトだと感じたので、何卒お許しください。

そういった意味での恒常性、我々もそうあり続ける決意の恒常性、火を絶やさぬという意味での恒常性、全てを込めたタイトルです。

Like a Friendship

Homeostasis 記念すべき初回は、大阪の Fireplay に出演して頂けることになりました。本当にありがとうございます。

Fireplay は実は自分たちのバンドとしては初対面です。

とんでもなく最高なバンドがいる、とメンバーから聞かされていて、いざ自分が見たり、サポートで対バンしたりすると最高以外の言葉が出なくなりました。何回見ても未だに更新されています。

そんな Fireplay が出演を決めてくれたのが本当に嬉しいです。

私 (私たち) と Fireplay の関係性は深くなく、年もそこそこ離れている (はず)  のにも関わらず、出演を決めてくれた (オファーをかけられる立場にあった) のは音楽という共通言語があったからだと思っています。
烏滸がましいですが、それを通じて得られた、年齢だとか国境だとかを超えた友情に裏打ちされた何かがあったからだと思います。

バンド間の関係性はそういった形が、ある種健全なのかなと思いながら "Like a Friendship" (友情みたいだ) とサブタイトルを付けました。

最後に

いつも応援してくれている皆様、並びにこれから出会う皆様へ

この「Homeostasis」というイベントは、ワンシーズン毎くらいを目途に開催したいなと目論んでおります。

もしかしたら、あまり名前を知らないバンドが出演しているかもしれません。
それでも、騙されたと思って来てみてください。
最高のバンドとの出会いを約束するので、どうか私やバンドを信じてやってください。
2024/06/30
京都 Live House nano でお待ちしております。

ナイトサファリ Pre.「Homeostasis」 Vol. 1 "Like a Friendship"

ゆくゆくは「Homeostasis」に出たいと言ってくれるバンドが現れたり、「Homeostasis」に出ているバンドは間違いないからと来てくれる人が現れたりするような、カルチャーやシーンを牽引するイベントにするのが目標です。

それでは、体調を崩さないように気を付けて元気でまたお会いしましょう。

P.S.
もしフライヤーのオマージュ元が分かった方が居れば、こそっと耳打ちしてください。1杯奢ります。






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