透明な酸性雨

透明な雨が降っている

透明な けれども有害な雨が

僕たちは屋根を叩く水の音でその存在を知る

もしくは、真っ先に上がった誰かの悲鳴で

僕らは一切変わらぬ景色を眺めながら

雨が止むのを待っている

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