bad,greateful,reading engine


ああ、なんて重いんだ
シャフトはどんどん滑りを悪くしていく
車体にはサビが浮き始める頃だ
かつては少しの押しがけでかかったエンジンは
日毎にかかりが悪くなる
どこまでも、どこまでも、エンジンのかかるのを待ちながら
重い車体を押し続ける
いつか動き始めるのか分からぬエンジンを
しかし懐かしくも輝かしいエンジンの音へ向けて
僕は歩く

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