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幸福の正体
以前、東京ディズニーランド、ディズニーシーに2日連続で行った。
それはもう、最高に楽しいことはみんなも、知ってると思うけど、何が楽しいんだっけなぁーと考えてみたけどやっぱり世界観が凄い!
ディズニーランドでは、入り口に入るともう周りはディズニーの世界。
後ろを見ても、ディズニーランドホテルがドカーンとそびえたっており、圧倒的。
今は、ディズニーランドは規制をしながらの運営となっている。
感染症対策。
パークの中に入るまでは少し人が多いかなと感じていたが、中に入ってしまえば混雑はしていない。
感染症対策でかは分からないが、いくつかのアトラクションやショーは中止となっていた。
列に並ぶ際も、ソーシャルディスタンスを守りながらキャストさんが案内。
そんなパークだった。
お客様の安全を優先し、運営する。
その姿勢は素晴らしいなとしか言えない。
しかし、どこかモヤモヤしたところがあった。
どれだけ歩いてもディズニーの世界が広がっていて、物語の中に入り込んだはずなのに。
人が少なく快適な、はずなのに。
その正体は...
並ばないこと。
意味がわからないかもしれない。
だって、さっきまでは混雑していないので快適だ!
のように書いていたじゃないか!と思うかもしれません。
快適!それはほんま!!
でも、なぜか。
よく考えてみると、200分待ち!とかめっちゃ待つやん!嫌やなぁ。と思う私ですら、なんやかんやで待ち時間を楽しんでいる。
なんでもない話をしたり、指でゲームをしたり、長いなぁ。っていいながら、ボケたり、ツッコんだり。
そんなアトラクションを待つ時間がよりアトラクションへのワクワク感を増してくれていた。
しかし、今は違う。
すぐに列は進み、しんどい思いをしないままアトラクションに乗れる。
すんなり乗れるので、まだかまだかと待ちわびることもない。
そうすると、その一回のライドはその人にとってそこまで特別にならなくなる。
また乗ればいっか。
この思いがアトラクションへの熱を冷ます。
そうか、テストで普段90点を取れる人は95点はそんなに嬉しくない。
でも、逆に...
20点の人が70点を取ると、すごく嬉しい。
点数は負けているはずなのに、感じ方が違う。
そうか、人ってこの差が楽しいんだろうな。
これが幸福。
わざとそこを作り出しているディズニーって、やっぱりすげー。
なんか、居心地がいいだとか、楽しいには、確実に秘密が隠されているのだなぁと。