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大事にしたい人を大事に出来るお店。

数日前に、バイトの子とLINEで何かの話をしていて「ウチは大事にしたい人を大事にできるお店だからね」というコメントを返し、今さらながら『なかなかええ事言うたなぁ』と感じ始めている松本壮真(まつもとそうま)です。
(#ちなみにバイトの子は無反応)

今日はただの新商品の紹介です(笑)

『季節のごあいさつ』

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『暑中見舞い』とか『年賀状』っていう文化それ自体は僕は素敵な文化だと思っています。お世話になった人とはいえ、なかなかキッカケがないと感謝も伝えづらいですし、挨拶状も送りにくいものです。

でもこれが、「暑中見舞い」とか「年賀状」という文化がある事によって一気に伝えやすくなります。暑中見舞いや年賀状を言い訳に(?)、少し距離が離れてしまいそうな方とも繋がっていられます。

とはいえ、僕はもう10年くらい年賀状も送らないですし、暑中見舞いは送った事がありませんでした。

『なんで送らないのかなぁ?』と考えたのですが、やはり文化が形骸化してしまっていて、なんとなく「送らないといけないもの」となってしまっていたからかなと感じました。

「義務感」が生まれるとやはり送るのが億劫になってしまいます。本当は感謝しているのに一気にめんどうになってしまいます。

『言い訳をつくってあげられる』優しさが好き

蕎麦湯とか、ソースにパンをつけて食べるとか、なんかそういう文化って僕は好きです。(成り立ちも何も知らずに勝手な事を喋りますが)そばを食べ終わった後の「つゆ」ってそのまま残すにはもったいと思ってしまいます。職人さんが手間暇かけて作ってくれた「つゆ」(僕は機械で作っているであろうチェーン店の「つゆ」も喜んで飲みます)。

残ったつゆに、蕎麦湯を足して、残った薬味も入れちゃって。天ぷらの衣の破片が残っていればそれも入れちゃって。ゆっくり混ぜてからズズッと飲む「つゆ&蕎麦湯」が僕は好きです。

ごめんなさい、そんなに大事な所じゃないのに長くなってしまいました(笑)

何が伝えたかったかというと、これって「蕎麦湯で飲むっていう嗜み方があるんだぜ」って言われないとなかなか出来ないよね、って事です。誰かがこうやって考えてくれたから、こういう文化があるから、僕たちはそれに乗っかって作り手の手間を大事にする事ができます。

『いや〜「つゆ」めっちゃ美味しかったなぁ……最後までもっと楽しみたいなぁ』と思っても、こういう文化が無ければなかなか堂々と飲みづらいですよね。でもこの文化がある事によって、むしろ「つゆ」を飲むことが正義なります。(塩分がどうとかは置いといて)こういう「モノも相手の気持ちも無駄にしないための言い訳をつくる」ってすごく素敵なことだなぁと思います。

暑中見舞いを深緑茶房流に

−暑中見舞いとは−
昔の人々は1年を2期に分けて考えていて、それはお盆とお正月でした。人々は期の始まりに日頃お世話になっている人たちに「今期もよろしく」という想いを込めて贈答品を持って挨拶回りをしていたそうです。しかし、遠方にまでは挨拶に行けないため、飛脚便を使って書状や贈り物をしていました。
これが明治時代にハガキの郵便配達が始まったことを機に、暑中見舞いや残暑見舞いを送る習慣となりました。

年賀状もそうですが、「送るのが楽しくなるような暑中見舞いがあるといいなぁ」と思っていました。形骸化してしまって、「ハガキを送る」事が儀礼的なものだけになってしまうと寂しいものです。そうなると送るのが億劫になって、送らなくなってしまう……。こういうものって「なければいけない」というものでもないから、ないならないで過ぎていってしまう。

個人的には、ちかしい人には直接言えばいいし、LINEで言うのも全然アリだと思います。でも、少し距離のある方、『気軽にLINE送るって関係でもないんだよなぁ』って方で、でもやっぱり繋がりを大事にしたい方にはやっぱり「暑中見舞い」を言い訳にご挨拶を送れるといいなぁと思ったりします。

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毎年深緑茶房(しんりょくさぼう)では「新茶便り」というのをお出ししています。これは『新茶のおすそわけ』的なもので、縁起の良い新茶を大切な人におすそわけするためのハガキです。ハガキ型の封筒の中には40gほどの新茶(茶葉)が入っており、宛名を書いて切ってを貼ってポスト投函で送ってもらうものです。

毎年人気のお茶なのですが、これを暑中見舞いでも使いたいと思いました。それにあたって改善した事は以下の3つ。

①茶葉ではなく誰にでも送りやすい「水出しのティーバッグ」を入れる

②名古屋店っぽいデザインにしたい

③切手だけを郵便局やコンビニ買いに行くのは億劫なので切手も貼り付けた状態で販売

たまたまお茶ハガキの存在を知ってくれた、以前お世話になった『株式会社 kenma』の今井さんから連絡をいただき、kenmaに来ているインターン生の方が『水出し伊勢茶便り』をデザインしてくれました(素人の僕から見てもすごく計算されたデザインで、めちゃくちゃ素晴らしい)。
※この幾何学模様(?)をいじれば色んなパターンが作れます。温かい色合いにも出来るし、形を変えて葉っぱの形にしたりもできます。これは本当に応用がしやすく素敵なデザインだと思いました。

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こんな感じで裏側にメッセージを書いてあとはポスト投函するだけで送れます(『まな』はウチのスタッフ後藤さんの名前です)。

クラファンで支援してくれた方にポケットマネーから送ってみました

以前実施したクラウドファンディングで支援していただいた方に、この『伊勢茶便り』を送ってみました。

会社として送ると『あれ?私の支援したお金がもしかしてコレに…?』となるのも嫌で、僕個人できちんと購入して皆様に送りました。

わざわざメールを送ってくださる方もいて、本当にありがたかったです。クラウドファンディング期間が終わったから終わり!ってわけじゃなく、何かしらで繋がっていたいなぁと思っていたので暑中見舞いは本当にちょうどいい機会でした。

ハガキ型の封筒の中に水出し緑茶のティーバッグが入っているので、挨拶だけでなく涼しさもお届けできます。

と、こんな素敵な使い方もできる『伊勢茶便り』です。笑

こんな感じで送るといいと思うよ(笑)

『こんな素敵なお茶ハガキが発売されてたから試しに送ってみたくなった』と言って、少し疎遠になりがちな大事な人にバンバン送ってください(笑)

僕も先行で30人くらいに送ってみましたが、めちゃくちゃ皆さん連絡をくれます(これは普段お世話になっている方に送りました)。

連絡こないなーって場合には『暑中見舞い送ってみたんですが無事届きました?』と連絡してみると良いと思います(到着確認なので感謝の催促ではない)。相手も届いた時には『おーめっちゃ嬉しい!』と思ってても日々の業務で忙殺されてて、感謝を伝えられないままになってるかもしれないので(#いやほんとに)。感謝する事と感謝を伝えるの間にはものすごい壁がある場合があると思います。

そんな感じで今回は『伊勢茶便り』の宣伝でした(笑)
ぜひぜひ気になる方はコチラから

この伊勢茶便りを通して、少しでも皆さまと皆さまの周りがハッピーになれば幸いです。大事な人を素直に大事にできるといいなぁと思ったりします。こんな時期ですが、少しでも楽しい一日をお過ごしくださいませ。大変な日々が続きますが、僕は元気です(#突然の自己主張)。

それでは今日はここまでにします!
また次回!(たぶん近日中)
深緑茶房の松本壮真(まつもとそうま)でした!

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