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“ひとりで頑張る経営者”に陥ったときにすべきこと【情熱社長倶楽部】VOL.158

平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。

先日、気象台から例年より1か月遅く
近畿、東海、北陸、中国地方の梅雨入りが発表されました。

ここ最近、天気のせいで身体に不調をきたす人が増えて来ており
“気象病”や“天気痛”とも呼ばれているようです。
早く梅雨が明けて快晴の空が見たいものですね。

さて、最近クライアント様とのお話の中で、
「幹部や責任者の、現状に対する焦りや危機感がない!」
との声をよく聴きます。

弊社も4月から新しい取り組みがスタートしたり、
役割の変更がありましたので、

クライアント様の話は共感できる内容が多く、
私も思わず自社の現状について話してしまった・・・
なんていうこともありました。

ただ、経営者の焦りは組織に伝播し、
悪循環を生む要因になってしまうことも事実です。

だからこそ、その焦りはどこから出てくるのか、
その要因やプロセスを理解しておくことが重要
です。

例えば、焦ってしまうプロセスとして、

「思うように結果が出ていない」
「戦略戦術通りに動けていないのでは」
「そもそもやるべきことが出来ていないのでは」
「幹部や責任者が、もっとメンバーを動かしてほしいと
 矢印が向いてしまう」
「相手に矢印を向けていてはだめだ、
 自分が動かないといけないと感じ動いてしまう」
「経営者が率先して動き、
 組織全体にその焦りが伝わってしまう」

ということがあるかと思います。

このような状態に陥ってしまうときは、
組織や人を冷静に見ることが
出来ていない時だと思っています。

そして、改めて冷静に考えてみると、
このプロセスの中で大切なことは、

「幹部や責任者がもっとメンバーを
 動かしてほしいと矢印が向いてしまう」
「相手に矢印を向けていてはだめだ、
 自分が動かないといけないと感じ動いてしまう」

という部分であり、

幹部や責任者にもっとメンバーを動かしてほしい
と思うのであれば、

そもそも、幹部や責任者は
今の現状をどう捉えているのか、

戦略戦術については
十分に理解し認識できているのか等、

経営者と幹部や責任者の方々で、
「思うように結果が出ていない」事実をもとに
すり合わせする時間を設けること大切だと分かります。

もちろん、経営者である私が動いた方が
スピード感はあるかとは思いますが、

それではいつまでも
“一人で頑張る経営者”を抜け出すことはできず、
組織が成長していきません。

そして、実際に幹部や責任者の方々と
すり合わせの場をとると、

彼・彼女たちも、人を育て、
結果と成果を出さなくてはいけないという想いで
行動しているにも関わらず、空回りをしてしまったり、

結果や成果への責任感が強いからこそ、
本来の戦略戦術外の独自のやり方で動いてしまっている、
という事実が分かったりします。

こうなってしまえば、
一部の力のあるメンバーだけが結果と成果を残し、
組織全体で結果を出すことができない環境が
生まれてしまいますよね。

経営者も1人の人間ですので、
焦りや感情を溜め込んでしまうことがあるかと思いますが、

冒頭でもお伝えしたように、
組織的全体に悪い影響を与えてしまう要因となります。

少し時間はかかるかもしれませんが、
「経営者」と「幹部・責任者」で立場が違うのであれば、
見えている世界観もスピード感も違うことを認識し、

お互いの“世界観”“スピード感”を
まずは確認し合うことから
始めていただければと思います。

幹部・責任者の方々であれば、
何か必ず強みがあり、

経営者様にとっても
「共に組織を創り上げていきたい存在」であることに
代わりはないはずです。

是非、経営者様が持っている
素直な想いや感情を伝えてみてください。

そのように、想いや感情を伝えることができれば、

現状の結果や戦略戦術についても
しっかり“共通認識”を
持つことが出来るのではないかと思います。

ぜひ、焦った気持ちをそのままにすることなく、
信頼する幹部や責任者の方々に共有し、
心の梅雨空を快晴に変えていきましょう!

きっと、経営者様のその変化が、
組織を活性化させる1歩になると思いますよ。

共に頑張っていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

長友 威一郎


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