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浸透しない、社長だけが考えた施策【情熱社長倶楽部】VOL.117

平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。

全国各地で大雨が続いておりますが、
みなさまの地域で大きな被害は出ていませんでしょうか。

大雨に関しても、新型コロナウイルスにしても
決して特別なことではなく「当たり前のことである」
と考えながら対策を練る必要性があります。

このような環境や時代に合わせた変化は、
組織においても必要不可欠ですね。


さて、ここ数年は外部環境の影響で、組織においても
変化せざるを得なかったことが多々あったと思います。

結果、変化に対して慣れてきた企業様もいれば、
逆にそれが当たり前となってしまい、対応スピードが
落ちている企業様もいるのではないでしょうか。

これからは、外部環境の影響の有無に関わらず、
組織に意図的な変化を促すことが必要とされます。


弊社もここ数年で、業務効率化のためのシステムやソフト、
社内コミュニケーションツールの導入をしてきました。

このような新たなシステムを導入するたびに、
若手メンバーの浸透スピードには驚かされます。

もちろん全員が得意というわけではありませんが、
不得意なメンバーにおいても使い方を覚えながら
だんだんと慣れてきている様子があります。


しかし一方で、ベテラン社員への浸透は
やはり時間がかかります。

強硬手段として、以前のシステムを
使えないようにしたこともありましたが、

文句や不満が出てきて、反対に
生産性が落ちてしまうという結果になったこともありました。


きっと、そのような「社内での新しい取り組みの浸透」
に悩む企業様は多くおられるのではないでしょうか。


私もそのような課題に悩みながら、
様々な方法を試してきました。

その結果「新しい取り組みを浸透させる」ために
最も効果があると感じることは

“社内で協力者を見つけること”です。


そして協力者を見つけるためのポイントは
ありきたりかもしれませんが、やはり“日々の対話”です。


というのも、

私が「これは会社に絶対に必要だ」と思った取り組みが、
なかなか浸透しないときと、浸透するときの大きな違いは、

私とメンバーの間に
「共通の課題認識があるかないか」
にあると気付いたからです。


日々の対話の中で

・今メンバーはどんなことに力を入れているのか
・どんなことに悩み解決していきたいと思っているのか

をしっかりキャッチし、メンバーの課題を解決するために
会社としてできることはないかと考え、
その結果、新しい取り組みがうまれたとします。

この“取り組み”は経営者である私にとっても
メンバーにとっても「解決したい課題のための取り組み」なので
メンバーは必ず“協力者”になってくれるのです。


そして、協力者ができたあとは、その人を中心に
社内の正式なプロジェクトとして動き出すことができるので、
私が参画せずとも、取り組みが実行されていきます。


人はそれぞれ持っている価値観が異なるからこそ
経営者様からは「共感してくれる協力者はなかなかいない」
というお声を聞くこともありますが、

そのようなときにこそ、改めて“対話”をし、
経営者とメンバーの間の「共通の課題」を
探してみることが大切ですね。


冒頭でもお伝えしたように、
これからは外部環境の影響に関わらず、
組織に意図的な変化を促すことが必要です。


その過程で「新しい取り組みを社内に促す」
という場面も多く出てくることでしょう。

その際には「経営者が必要だと思うこと」
を促すことも大切ですが、

同じ課題を持つメンバーがいるかどうかを、
是非“対話”の中から探してみてください。


きっと、組織に良い刺激を与えるきっかけが
発見できると思いますよ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

長友 威一郎




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