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「キャリアの安全性」をどう作るか

皆さま、こんにちは!
コンサルティング事業部、
入社4年目の永坂です。

先週に引き続き今週も「キャリア」
テーマにお伝えしたいと思います。

先月、新卒1年目を対象にした
「新入社員研修」の場面で、
ある印象的な出来事がありました。

そこには約20名ほどの、
様々な企業の新入社員の方が
参加しているのですが、

研修の中で、
「今、あなたが‟会社から求められている
 成果や目標”をワークシートに記入してください」

という問いかけがありました。

すると、約半数の参加者が、
「今自分が何を求められているのか分からない」と
記入することが出来なかったのです。

記入出来ない人はいるかもしれないと
思っていましたが、

想像以上に、「今自分が目指すべき成果や目標」が
不明な状態で働いている新入社員が多く、驚きました。

個別に話を聞くと、
「今は現場でとにかく手伝いだから、目標がない」
「お客様の案件に合わせて
 仕事を覚えているから、自分から動けるものがない」

といった回答でした。

最初の1年は、先輩のアシスタントから、といった
育成を行っている企業は多いかと思いますが、

・それが2年、3年経っても同じ
・自分がいつ一人前になれるのか分からない
・自らが行動し、目指せる目標がない

といった状態が長く続いてしまうと、
「この会社・仕事では将来が不安だ」
といった理由でキャリアチェンジを選ぶ人も
生まれてきてしまうのではと感じました。

『この会社で働く・この仕事を続けていくことで、
 自分の将来は明るいものになるだろう』

という確信を持てている状態を、
”キャリア安全性”と呼び、
近年非常に重要なものとして考えられています。

先日、弊社でも、
「自社のキャリアパスを作る」という取り組みを
全社員で行い、自分たちがどのように
ステップアップをしていくべきかを
自ら考える機会がありました。

実際に自社のキャリアパスを考え、
全社員の共通認識として持てたことは、

今後、新入社員の育成や、仕事を
どう任せていくかといった判断をするうえで
軸になるものが出来たと言えるのではと感じました。

働く人にとって「将来が不安」にならないような
工夫を行っていくことは、

「人材に長く働いてほしい」と願う企業にとっては
とても重要な取り組みだと思います。

今、自社のキャリアが「安全」とは言えない、
と感じられている企業様は、
改善のための一歩を踏み出してみては
いがでしょうか。

最後までお読みくださり、
ありがとうございました!


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