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3代目社長の私が、カリスマ創業社長から学んだこと【情熱社長倶楽部】VOL.128


平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。

今年も残り2カ月となりましたが、
2021年は皆様にとってどのような1年でしたか。

この時期は、来年に向けての取り組みを
考えるタイミングでもあるので、

クライアント様からのご相談においても、
目の前の課題よりも、今後のビジョンなど
未来に関する話題が増えているように感じます。


そして相談の場は、未来に関する話題なので、
様々なアイディアを出し合いながらわくわくする一方で

多くの場合は、描いている未来を実現するためには、
幹部や現場リーダーの育成や引き上げが必須だという話題に、

そして、それであれば経営者として
“幹部・現場リーダーの方との視座の違い”に
どう向き合わなくてはいけないのか
という話題へと発展していきます。


私は弊社の3代目社長、就任歴は5年目になりますが、
創業から約10年は幹部や現場リーダーの経験をしているため、

“立場の違いから起こる視座の違い”については、
経営者の立場からも、
幹部・現場リーダーの立場からも実感しています。


だからこそ「その立場にならないと違いはわからない!」
と言ってしまえばそれまでですが、

解決のための一番の方法は、
経営者と幹部・現場リーダーの双方が、
“違い”を埋めるための努力をし続けることだなと感じます。


私が幹部だった頃の話になりますが、
創業者である当時の代表は、
世間から“カリスマ”と言われるような人物でした。

そのため、幹部だった私にとって、代表の経営判断は
カリスマ性がゆえの“感性と感覚”のように見え、
理解できないと感じることが多々ありました。


ときには、任された業務を失敗したあとに
「俺なら●●したけどな」と代表の考えを伝えられたこともあり、

「先に言ってくれたら、失敗しなかったのに!」と
腹を立てた経験もありました。


ただ、なぜ代表は失敗のたびに
自分の考えを“後から”伝えるのだろうと考えたときに
それは、創業者としての判断基準を
教えてくれていたのだと気付いたのです。


そこからは、何か判断が必要な場面では
自分の観点だけではなく、
「代表ならどう考えるのか」を想像した上で
行動するようになりました。

そしてこのように、代表の考えを参考にしつつ
「自分はどうするのか」を考え行動し続けていくと、

代表からのアドバイスや指摘は
だんだんと少なくなっていったのです。


このような経験から、冒頭でお伝えした
経営者と幹部・現場リーダーの違いを埋めるための努力とは
“お互いの観点を想像してみる”ことであると私は考えています。


幹部・現場リーダーは、自らの経験や考えに
基づいた判断をすることももちろん大切ですが、

判断を下す前に「経営者ならどのような判断をするのか?」
という観点で立ち止まって考えること。

そして経営者の方は、幹部・現場リーダーの方が
どのような判断基準を持っているのかを確認した上で、
自らの判断基準を伝えるということです。


きっと最初は、上手くいかないことも多く、
感情がぶつかり合うことや、
理解し合うことを諦めたくなる瞬間もあると思います。

しかし、そこで諦めてしまっては
その違いは永遠に埋まることはありませんし、
描いている未来を共に実現することもできません。

だからこそ“違いを埋めるための努力”は
やり続けることが大切ですね。


幹部や現場リーダーの方であれば、
会社の想いや考えに共感している部分があるはずです。

分かり合えることを信じて、
“お互いの観点を想像してみる”ことに
チャレンジしてみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


長友 威一郎


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